売却益:7646万ユーロ(約98億円)
 
9位 ジュピラー・リーグ(ベルギー)
投資額:7607万ユーロ(約97億3000万円)
売却益:1億3258万ユーロ(約169億7000万円)
 
10位 エールディビジ(オランダ)
投資額:6710万ユーロ(約86億円)
売却益:2億519万ユーロ(約262億6000万円)

上手な金の使い方をしたのは? ――クラブ別収支ランキング

 続いて、投資額と売却益の差額を見ると、その収支が最多となったのはポルトガルのリーガNOSだった。
 
 優れた国内外のタレントを有しながらも、リーグは欧州で2番手グループの筆頭といった位置付けだけに、多くの選手が高額で引き抜かれた結果と言えるだろう。ちなみに投資額は4484万ユーロ(約57億4000万円/13位)で売却益は2億7711万ユーロ(約354億7000万円/6位)だった。
 
 このランキングでリーガ・エスパニョーラが上位に入ったのは、もちろんネイマール移籍の影響だ。彼の売却益を引けば、大きなマイナス収支になる。もっとも、彼の移籍がなければ、バルサのウスマンヌ・デンべレ(1億500万ユーロ/約134億4000万円)への投資もなかっただろうが……。
 
 4位以下を見ると、主要国の2部リーグ、好選手を輩出する中堅国といったところで、納得のいく順位と言えよう。
 
 なお、ここでは欧州のリーグだけに絞って紹介したが、他大陸を加えるなら、ブラジルのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAが1億729万ユーロ(約137億3000万円)で3位に割って入り、アルゼンチンのプリメーラ・ディビシオンは7716万ユーロ(約98億7000万円)で5位である。
 
 ちなみに主要国リーグの差額は、イングランドのプレミアリーグが-7億2106億ユーロ(約923億円)、セリエAが-1億1837億ユーロ(約151億5000万円)、ブンデスリーガが-1億958億ユーロ(約140億円)、そしてリーグ・アンが-1億775億ユーロ(約138億円)となっている。
 
◇投資額と売却益の差額ランキング(プラス分)
1位 リーガNOS(ポルトガル) 2億3227万ユーロ(約297億円)
2位 エールディビジ(オランダ) 1億3809万ユーロ(約176億7000万円)
3位 リーガ・エスパニョーラ(スペイン) 9095万ユーロ(約116億円)
4位 ジュピラー・リーグ(ベルギー) 5650万ユーロ(約72億3000万円)
5位 プレミアリーグ(ウクライナ) 3860万ユーロ(約49億4000万円)
6位 リーグ2(フランス) 3427万ユーロ(約44億円)
7位 セリエB(イタリア) 3318万ユーロ(約42億4000万円)
8位 ラ・リーガ2(スペイン) 3111万ユーロ(約40億円)
9位 ブンデスリーガ(オーストリア) 3080万ユーロ(約39億4000万円)
10位 プルバ・リーガ(クロアチア) 2882万ユーロ(約37億円)
 
※この項目の金額は『Transfermarkt』による