エンスレイヴド、常軌を逸した曲展開を見せるアヴァンギャルド作品

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四半世紀以上にわたり活動をしているノルウェーのエクストリーム・メタル・バンド、エンスレイヴドの14枚目のアルバム『E』が10月13日に発売になる。変拍子、奇妙なコード進行、常軌を逸した曲展開など“ノーマル”という概念を完全に取り去り、バンド史上最も“アヴァンギャルド”な作品に仕上がっている。

◆エンスレイヴド画像

エンスレイヴドは、1991年にイヴァー・ビョルンソン(G、Key)と、グリュートレ・チェルソン(B、Vo)によって結成されたバンドだ。この時グリュートレは17歳、イヴァーに至っては何と13歳だった。1992年当時、彼らはまだほとんど例のなかったシンセサイザー入りのシンフォニック・ブラック・メタルという新スタイルの音楽を提示し、世界中のアンダーグラウンド・メタル・ファンの度肝を抜いたのだ。

音楽的にはブラック・メタルと言えるものの、その思想は悪魔主義とは無関係だ。テーマとしたのは北欧神話で、それを古ノルド語で歌ってみせた。その時、イヴァーはまだ14歳。この年齢でエクストリーム・メタルの歴史を変える作品を作った人物は他にいないであろう。

今回リリースとなる14枚目のアルバムは『E』という。アルファベットの“E”にあたるルーン文字“Ehwaz”は、“M”という文字で表記され、これは「馬」を意味するのだそう(“M”という字体が馬のように見えるから)。長年の人類のパートナーである馬は、「信頼」「協力」を表しており、『E』というシンプルなタイトルには、「共生」というコンセプトが込められている。そしてまた言うまでもなく、“E”はエンスレイヴドの頭文字でもある。

本作は、21歳という若きキーボーディスト、ホーコン・ヴィンイェのデビュー作にもあたる。エンスレイヴドよりも若いメンバーが、バンドに新たな風を吹き込んだことだろう。『E』は、エンスレイヴド史上最もアヴァンギャルドな作品であり、全エクストリーム・メタル・ファンはもちろん、プログレッシヴ・ロックやアヴァンギャルドな音楽のファンも必聴の傑作だ。

Photo by Christian Misje

エンスレイヴド『E』
2017年10月13日 世界同時発売予定

【50セット通販限定 CD+Tシャツ】 ¥5,000+税
【CD】¥2,300+税
※日本盤限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付き
1.ストーム・サン
2.ザ・リヴァーズ・マウス
3.セイクリッド・ホース
4.アクシス・オブ・ザ・ワールズ
5.フェザーズ・オブ・エオロー
6.ハインドサイト
《ボーナストラック》
7.ユーペット
8.ホワット・エルス・イズ・ゼア(ロイクソップ カヴァー)
9.タイトル未定(日本盤限定ボーナストラック)

【メンバー】
イヴァー・ビョルンソン(ギター)
グリュートレ・チェルソン(ヴォーカル/ベース)
アイス・デイル(ギター)
ホーコン・ヴィンイェ(キーボード/ヴォーカル)
カトー・ベッケヴォル(ドラムス)

◆エンスレイヴド『E』オフィシャルページ