恋愛研究家の六波羅ナオトです。

皆さんは、まだ恋人ではない相手との間にどんな出来事があると「つきあったんだ」と実感できますか?その出来事を境に友人関係から恋人関係に発展するワケですが、人によって感じかたが違うようです。今回は、そんなことを様々なケースを交えて考えてみたいと思います。

「オレとつきあって」と告白「うん、いいよ」と返答

もっともポピュラーだと思われるのが、言葉による契り。俗に言うところのコクってOKをもらうことです。「オレとつきあってよ」「宜しくお願いします」と、お互いの意思を言葉にして表すため明確であり、一方的な勘違いなども生まれません。多くの人がこれを機につきあいはじめたと実感しています。コクって相手にOKをもらえれば、それ以降は恋人なのですから、下の名前で呼び合ったり、手をつないだり、デートも気兼ねなく誘うことができるなど、幸せ一杯の瞬間ですね。

つきあう前から2人で何回もデートをして、恋人同士と言っても過言でないくらいの距離感だとしても、「私たちはつきあっているのかな?」とどこか不安があるものです。そこで、どちらかの告白により、相手の気持ちを確かめた上で、これまで感じていた距離感が間違いではなかったことを確認することで安心感が得られます。つまり、つきあえたと実感できるもっとも有効な方法と言えます。

 2人きりでデート

告白に対してOKをしていない状態、つまり親しい知人同士のデートは、やはり「つきあっている感」はイマイチ感じませんよね。デートはこれから相手とつきあうかどうかを確かめる場でもありますし、2人きりかもしれませんが、2人の間柄はまだ友達です。デートは盛り上がり、笑顔が絶えず、お互いに楽しい時間を過ごしても、相手がこちらを恋愛対象として見てくれているかは別の話です。2人きりでデートしたからといって、つきあえたと実感する人は少ないでしょう。

キス

まだ告白もしてない相手とのキス。男性目線でみると、「この子オレに気があるのかな?」と期待が膨らんでしまう出来事です。10代や20代前半の若い人なら「ほぼ確定」と言ってもいい出来事ですが、アラサー同士となるとそうも行かないのが実情です。例えば、飲み会などでお酒が入ると勢い余ってキスしてしまう場合もあるでしょう。キスだけでつきあえたと勘違いして、翌朝、なれなれしく接すると「は?」という態度をとられかねません。海外慣れした人や、グローバルな感覚を持っている人は顕著です。

そんな気軽なキスをきっかけに、お互いの距離感が縮まることも多々あります。キスだけではつきあったとは言えないですが、脈アリくらいには考えて良いでしょう。

じゃあ、肉体関係を持つ=つきあう、なのかというと……

セックス

 筆者的にこれがもっとも個人差があると考えています。もちろん、告白して晴れて恋人同士になったあとに結ばれる分には、さらなる愛情を確かめあうことも可能ですし、2人の距離がさらに縮まるのがセックスです。

しかし、恋人同士や夫婦でなくてもできてしまうのがセックス。つきあっていない相手とセックスするケースも多くあります。また、告白を飛び越していきなりセックスしてしまうこともあるでしょう。その場合、セックスしたことでつきあったことなるとは限らないことに注意が必要です。

 「一度寝たくらいで馴れ馴れしくしないでよ」というセリフをドラマの1シーンでよく見かけます。ドラマでは女性が男性に向かって吐き捨てるセリフですが、現実世界では男性が女性に言うケースが多いと思います。特に男性は、好きでもない相手とセックスできてしまう生き物です。また、相手の女性が自分に好意を持ってくれていると知ると、「タダでやらせてくれるんじゃないか」とゲスなことを考えがちです。

 「一度やったくらいで彼女面すんな!」というセリフはドラマや漫画にありがちなセリフですが、男性にとって、セックスの対象であっても恋愛の対象とは限らない場合があります。そんな女性と一晩をともにした場合、恋人のように振る舞われると何かと都合が悪いため、冷たい態度をとることも考えられます。恋人ではないぐらいの距離感を保てばセフレとして都合の良い女扱いをし、つきあいを続けて行こうと考えるズルい人もいます。

もし、アナタに好きな人がいて、きちんとした恋愛関係をしたいのであれば、最低でもどちらかが告白して、相手がつきあうことにOKしてからセックスに至るようにするのが賢明です。

何をもって「つきあう」というのか、考えすぎたらその分だけ面倒くさくなってしまうことも。「考えるな、感じろ」ってことか?

さて、その2では別のケースも考えてみたいと思います。〜その2〜に続きます。