ディバラ(右)は移籍を望んだが、バルサはメッシ(左)との相性を考慮して獲得を断念? 写真:Alberto LINGRIA

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 今夏の補強に批判の声が絶えないバルセロナが、ユベントスのパウロ・ディバラからの“売り込み”を断っていたという。スペイン紙『アス』紙が『セスタ』の報道を伝えている。
 
 報道によると、バルサは現地時間8月17日にディバラ側と交渉。副会長がディバラの兄と会い、ユーベのフロントともコンタクトを取ったそうだ。
 
 ディバラの兄と代理人はバルサとの交渉で、本人が移籍を希望しており、ユーベも1億2000万ユーロ(約153億6000万円)での売却に合意していると伝えたという。
 
 この段階で、バルサはまだドルトムントからウスマンヌ・デンベレを獲得しておらず、パリSGに引き抜かれたネイマールの移籍金、2億2200万ユーロ(約284億円)の多くが残っていた。つまり、ユーベの希望額を支払える状況にあったのだ。
 
 しかし、バルサはこの話に乗らなかった。ロベルト・フェルナンデスSDがリバプールのフィリッペ・コウチーニョの獲得を優先させたからだ。ディバラはアルゼンチン代表でリオネル・メッシとプレーしているが、フェルナンデスSDは「2人は共存できない」と判断したという。
 
 また、コウチーニョ獲得が難しくなった8月30日にも、ユーベからディバラの売り込みがあったそうだ。だが、バルサはこの時も動かなかったとされている。
 
 結果バルサは、デンベレこそ手中に収めたものの、コウチーニョやパリSGのアンヘル・ディ・マリアを獲得できなかった。フェルナンデスSDはデンベレを獲得した際、「さらに1、2選手を獲得する」と明かしていたが、取引をまとめるには至らず。この夏のチーム作りには少なくない批判の声が上がっている。
 
 一方、ユーベで伝統の背番号10を受け継いだディバラは、セリエA開幕からの2試合で4ゴールと絶好調。今回の報道が事実であれば、バルサの首脳陣はほぞを噛む思いかもしれない。