英ピータースフィールドに住むリンゼイ・シンプソンちゃんは、白鳥が大好きな5歳の女の子。

大好きな白鳥を飼うのが夢なのだが、ここで問題が1つ。イギリスでは、「国内にいる白鳥は基本的に全て女王陛下の所有物である」と言われているのだ。

女王陛下に聞いてみよう!

これは何世紀も前からまことしやかに囁かれている「誤解」なのだが、純粋な5歳児には看過できない大問題だったのだろう。

リンゼイちゃんは律儀にもエリザベス女王宛に手紙を書き、「いつの日か白鳥を飼ってもいいですか?」と許しを請うた。

周囲の大人たちは、手紙を書けばリンゼイちゃんの気が済むだろうと思い、これで一件落着と気にも留めていなかった。

「白鳥はすべて女王のものだ」と話したのも、「白鳥飼いたい!」「お風呂で飼う!」と言い張るリンゼイちゃんを諦めさせる口実ではなかったのか。

王室から丁寧な返事届く

しかし、数週間後、ご丁寧にも英国王室から返信が届いたのである。

皆が驚いた手紙の内容は、およそ以下のとおりだ。

私は女王陛下の代わりに、お手紙をいただいたお礼を申し上げるように言われ、ペンを執った者です。

白鳥を飼いたいというお話ですが、そもそも「英国内の白鳥はすべて女王のもの」というのはまちがいです。

陛下はテムズ川の特定区域に限り、コブハクチョウの所有権を有しているにすぎません。

加えて、野生動物に興味を持つリンゼイちゃんのために、女王自ら、王室の年中行事である「白鳥の頭数調査」に関するリーフレットを同封するよう指示したとか。

リンゼイちゃんの家族も、5歳の少女の変わった手紙にも時間を割き、真摯に対応してくれた王室に感謝の意を示している。