豪シドニーでサッカーのイラン代表を応援する女性ファン(2015年1月15日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】女性のサッカー観戦が認められていないイランで、女性向けの観戦チケットがウェブサイト上で売りに出されたものの、後に「技術上のミス」だったとして取り消され、女性サッカーファンらの期待は裏切られた格好となった。

 イランでは1979年のイスラム革命以降、品のない雰囲気から女性たちを守るという理由で、サッカーやレスリングといったスポーツイベントでの女性の観戦が禁止されている。

 だが先週の2日、2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選の対シリア戦のチケットが販売された際、女性用のチケットもウェブサイト上で売り出され、世間に衝撃が走った。

 ある女性サッカーファンは改革派の論調で知られる現地紙「シャハルバンド(Shahrvand)」に対し、その時の驚きについて「とても興奮した、まったく信じられなかった」とコメントしている。

 しかしイランのサッカー協会は、女性向けチケットの販売がウェブサイト上の「技術的なミス」であったと明らかにし、声明で「対シリア戦で(会場となる)アザディ・スタジアム(Azadi stadium)への女性の入場を許可する予定はない」と通告。販売済みの女性用チケットは無効となり、払い戻しすると発表した。

 チケットを購入していた女性ファンは「スタジアムへの入場が認められないとはうすうすわかっていた」と語り、「当局に私たちの声を聞いてほしかった」と悔しさをにじませた。
【翻訳編集】AFPBB News