情報BOX:中国共産党の党大会、習主席側近の政治局入りに注目

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[北京 4日 ロイター] - 複数の関係筋によると、中国の習近平国家主席は5年に1度開かれる10月の共産党大会で、自身の側近らを党の政策決定機関である中央政治局に迎えるとみられる。

政治局員25人のうち、新体制で習氏の側近が何人を占めるか。習氏の権力の強さを計る上で注目される。政治局員には、党大会時点で68歳以上である場合に引退するという暗黙のルールがあり、今回は現政治局員のうち、少なくとも10人が引退する予定。

また、最も若い政治局員の孫政才氏(53)は7月に重慶市トップの党委員会書記を解任され、「重大な規律違反」の疑いで中央規律検査委員会の調査を受けているため、政治局員としてとどまる可能性は低い。

このほか、党で汚職調査を担当する中央規律検査委員会のトップ、王岐山書記(69)が、党の最高指導部である政治局常務委員、また政治局員としてとどまるかどうかも注目される。

党の広報官室を兼ねる国務院新聞弁公室(SCIO)は、政治局員候補に関するコメントを拒否した。

<新たに政治局入りが予想される習氏の側近・支持者(姓のアルファベット順)>

*蔡奇(61) 

北京市長。福建省出身で、習氏の側近の1人。共産党中央委員会メンバーでないにもかかわらず、異例の速さで昇進し、北京市トップの共産党委員会書記に5月任命された。1987年以来、北京市の党委書記が政治局員となることが慣例化。蔡氏は習氏と同じ浙江省や福建省で勤務している。

*陳敏爾(56)

重慶市の党委書記。浙江省出身で、習氏の側近の1人。貴州省党委書記を務めていた7月、規律違反の疑いで調査中の前重慶市トップ、孫政才氏の後任に任命された。重慶市の党委書記も政治局員となることが慣例化しており、政治局入りが確実視されている。政治局員を飛び越えて、いきなり常務委員に昇格する可能性もある。

*陳全国(61)

新疆ウイグル自治区の党委書記。チベット自治区トップとして実施していた強硬な民族管理政策を継続。習氏の近くで勤務した経験はない。

*陳希(9月で64)

福建省出身、習氏とは清華大学の同窓。党幹部の人事を監督する中央組織部の副部長で、部長への昇格が取り沙汰される。

*丁薛祥(9月で55)

党中央弁公室のナンバー2、常務副主任で、主任に昇格する見通し。総書記弁公室の主任も務めており、習氏の側近の1人。習氏が上海市トップの際に部下だった。

*何立峰(62)

国家発展改革委員会の主任。5人いる国務委員の1人に任命される可能性。何氏は1984─2009年に福建省で勤務。習氏が同省省長だった2000─2002年に部下だった。

*黄坤明(60)

党中央宣伝部の筆頭副部長で、部長の最有力候補。福建省から浙江省まで習氏と勤務地が同じ。

*李鴻忠(61)

天津市トップの党委書記。習氏の部下だったことはないが、習氏の政策の熱心な支持者。

*李強(58)

浙江省出身。江蘇省トップの党委書記。浙江省トップ時代の習氏の腹心。

*李希(60)

遼寧省トップ。大きな省のトップへの昇格が見込まれる。

*劉鶴(65)

経済・財政政策を統括する中央財経指導小組(グループ)で、習氏の主要経済ブレーンを務める。国務委員か副首相に任命される可能性。

*馬興瑞(57)

広東省省長。同省トップの党委書記候補の1人。党委書記に選出されれば、政治局員のポストが与えられる。

*王小洪(60)

公安部副部長で、部長に昇格する可能性。北京市副市長も兼務。

習氏と同時期に福建省で勤務していた。

*夏宝龍(64)

4月に浙江省トップを退任し、全人代の環境資源保護委員会の副主任に就任。習氏が浙江省に勤務していた時の側近。

*応勇(59)

上海市長。浙江省出身。上海市トップの党委書記候補の1人。浙江省では習氏の部下だった。

*尤権(63)

2012年12月から福建省トップの党委書記。元国家電力監督委員会トップ。