これまでどんな場面でも全力を注いできた原口は、より効率良く守り、攻めようと考えている。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 昨年11月に行なわれたホームでのサウジアラビア戦は、2-1で勝利。清武と原口のゴールで勝点3を収めたこのゲームで、ひとつのハイライトと言えるが40分のシーンだ。
 
 前線からのチェイシングが及ばずも、足を止めずに自陣まで戻った原口は、センターライン付近からスピードアップ。抜群の寄せでボールを奪い返すと、味方に預けてすかさず自分は敵陣にダッシュ。長谷部からのパスはゴールラインを割ってチャンスにつなげられなかったが、ハードな上下動を繰り返した原口のタフネスぶりに、スタンドは沸いた。
 
 このワンプレーに限らず、原口は常に攻守に渡って、すべての力を注ぐ。それがこの男の魅力でもあるが、さらなる“バージョンアップ”を画策しているようだ。
 
「今まで攻撃も守備もすべて全力でやってきたけど、もう少し、上手く守って、効率良く攻められれば。変な話、少し余裕ができたというか、すべて100パーセントでやるのではなく、効率性を求めてやってみたい」
 
 決して手を抜くわけではない。ある意味、これまでは力任せにこなしていた部分を整理して、よりクレバーにボールを奪い、攻撃へとつなげる。
 
「そこはコミュニケーションだったり、ポジショニングだったりを向上させられればできると思うので、意識してやりたい」
 
 キーワードは効率性。ワールドカップに向け、原口はすでに動き出している。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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