双子座は思い浮かんだことに力を注いで… 9月6日 魚座の満月【新月満月からのメッセージ】

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夜空が明るくなり、天体観察が難しくなりつつある今現在、新月&満月は、私たちが肉眼で直接観察できる星回りです。新月&満月というタイミングをきっかけに外なる光(宇宙)と内なる光(自己)の共鳴を感じていただきたいなと思います。この占いコラムが外なる光(宇宙)と内なる光(自己)の共鳴を感じるのに役立ちますように。

■9月6日 魚座の満月



9月6日は魚座で満月になります。この時期の星回りをお知らせします。

魚座満月(乙女座太陽と魚座月が向かい合っている配置)に魚座海王星が重なり、山羊座冥王星が調停的にサポートをしています。「内なるもの」「言葉にならないもの」「見えないもの」「現実を超えているもの」が外へ投影され、あらわれるでしょう。

また、この時期に起こることは、大きな「采配」「仕組み」に基づくものであり、宇宙からの「示唆」に満ちていると思われます。表面的には何げない出来事であるかもしれませんが、あなたの心に深く響く何かがもたらされるでしょう。

もう少し具体的に読み解くと、「自ずと丸くおさまっていく」「なるようになる」というプロセスを通じて、宇宙や世界、誰かと「つながり合っている」「まもられている」という感じを得るかもしれません。

■本当の願いに目覚めるとき


さらにお知らせします。獅子座水星と射手座土星、牡羊座天王星による大きな三角形がゆるやかに作られています。この三角形に天秤座木星が加わる形で、カイト(凧)という配置もできています。この星回りは8月に入って少しずつ始まり、水瓶座満月(月食・8月8日)獅子座新月(日食・8月22日)とも共鳴し合っていました。

このような星回りができていた8月は、世界や誰かとの関わり合いを通じて、あなたという存在の意味や存在価値が際立っていたと言えると思います。「私はどのような存在なのだろう」「私はどのようにありたいか」などと思いをはせることもあったのかもしれません。

その上で、魚座で満月が起こるこの時期は、天地(あめつち)の移り変わりと共に、「私」という存在の意味や存在価値の変化を、心のどこかで感じる人もいるかもしれません。新たな望みや本当の願いに目覚めたり、「私」として生きていく上でのプライオリティが今や変わっていると気がつく場合もあるでしょう。

■水星の逆行が順行へ


最後にお知らせします。今回の満月は、8月半ばから始まっていた水星の(見かけ上の)逆行が順行に転じた直後に起こります。水星は私たちの思考やコミュニケーションなどにまつわる天体です。ここ最近、思考やコミュニケーション上の不具合、不調和などが特に気になっていたかもしれません。これからはそれらがゆっくり復旧していくでしょう。

■あなたが受ける影響とは…


今回の魚座満月の影響を強く受けるのは、双子座、乙女座、射手座、魚座です。「最終的には丸くおさまる」「なるようになる」といった感じのプロセスを経験するでしょう。いずれそうなるとしたら、今、あなたは何に取り組みますか。今、何となく思い浮かんだことに力を注いでください。

牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は「自分との信頼関係」がテーマです。自分との信頼関係がしっかりしている人は他の人からも信頼されますし、さまざまなチャンスへ自然と近づいていけます。自分に信頼してもらえる人として生きて下さい。

牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は、いろんな出来事を通じて、あなたという存在と深く向き合うことかできるでしょう。「私ってそういう存在なのね」「私は私。ただそれでいいんだな」と感じ、世界や他者や自分自身に対して、もっと素直になれるかもしれません。

次回は9月20日 天秤座の新月(9月19日更新)



加藤まや2003年に占星術研究を開始。2004年より雑誌やWEBでの占い連載、占星術コンサルティングなどを行う。趣味は神社参拝と天然石アクセサリーの製作。
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