チェコ・プラハ出身の写真家David Tesinskyさんは、世界各地のサブカルチャーをテーマにした作品を発表し続けているストリート・フォトグラファーだ。

そんな彼が、東京と大阪を訪れた際に写した日本人ビジネスマンの姿を、『Man-Machine(人間マシーン)』と題した連作としてサイトで発表している。

外国人写真家の目に映った「悲喜劇」

Tesinskyさんは、日本人ビジネスマンの生き方を「悲喜劇(tragicomical)だ」と言う。

「何年間にもわたって彼ら(日本のビジネスマン)は同僚やクライアントと酒を飲み、酔っ払って午前2時に家に帰り、日の出とともに起き出して会社に行く。時に彼らはタクシー代が払えず路上で眠ることもある」

tesinskyphoto.com

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日本のビジネスマンはロボットなのか?

Tesinskyさんは、こうした日本のビジネスマンの姿にロボットを重ね合わせ、一連の作品に「The Man-Machine(人間マシーン)」というタイトルをつけた。彼が気に入っているドイツの音楽ユニット・クラフトワークの曲名からの引用だ。同名の曲「The Man-Machine」は、邦訳では「人間解体」となっている。

「彼ら(日本人ビジネスマン)は自分のキャリアのことだけを考えて、ゴーストのように街を歩いている。だが、彼らのキャリアの先に、それほど明るい未来はない」これはTesinskyさんがサイト内に書いている感想だ。

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写真家も路上で寝た

Tesinskyさんはこれらの写真を撮るために、自分も路上で寝ていたそうだ。

「夜中に写真を撮った後1時間ほど路上で仮眠し、朝明るくなってから公園に行って、寝るために空いているベンチを探した」

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「社畜」という言葉が辞典にも載るようになった。言葉が違う外国人の目にも、その「社畜」が見えているようだ。