大学で教鞭をとる心理学者の平松隆円が、世の中のモテと恋愛について語る本連載。今回は、赤リップやティントリップなど今年のトレンドにもなっているリップメイクについて語っていきます。

季節の移ろいとともに、その年の流行のメイクやトレンドカラーが気になるという人も少なくないのでは?

例えば、リップメイク。2017年の夏のトレンドは、夏の日差しに負けないピンクや、透け感のあるベージュでした。このピンクとベージュって、両極端にある色味ですよね。はたして、リップメイクの色の選び方で、見る人に与える印象は変わるのでしょうか?

9割の女性が軽視している

以前に『Menjoy!』が伝えたところによると、女子がメイクするときに重視している顔のパーツは、第1位が目、第2位は肌、第3位は眉毛という結果でした。しかし、男子に女子の顔で目がいく部分を質問すると、第1位は目、第2位は肌、第3位は唇・口もとでした。

1位と2位は男女で変わらないものの、女子があまり気にしていない唇や口元に注目する男子は意外と多いわけです。一方で、女子で口元のメイクを重視している人は1割もいませんでした。それってつまり、9割の女性が男性の多くが重視する口元を気にしていないということになりますよね。

リップメイクは、おろそかにしてはいけないんです。

9割の女性が軽視!オトコが初対面で「魅力的に感じてる部分」とは

唇が赤い理由

ところで……唇って赤いですよね。突然ですが、唇はなぜ赤いのでしょうか?

イギリスの動物学者であるデズモンド・モリスは、「唇は女性器を連想させるために赤い」と考えていました。

もちろん、唇の皮膚の粘膜は薄いため、毛細血管の色味があらわれて赤くみえるわけですが、最近の研究によれば、あまりに赤すぎてもダメだということがわかっています。

毛細血管の状態は加齢とともに変化するため、唇は年齢とともに、次第にくすんだ赤色になっていきます。つまり、明るく赤い唇(ピンク)は若い印象を与え、魅力的にみせますが、あまりに濃い赤色だと、逆に若くない印象を与えてしまうんです。

イメージとしては、真っ赤な口紅を塗った唇はセクシーなイメージがありますが、実はそうではなかったんです。

リップメイクは色より塗り方?

そう考えると、この夏流行のピンクやベージュは、若々しく健康的にみせる効果が大いに期待できますよね。

それから、大事なことはリップメイクの色よりも塗り方かもしれません。

日本色材工業研究所の研究によれば、人は上唇よりも下唇のほうが赤みが強いということがわかっています。そして、上唇と下唇の色の差が、印象に大きな影響をおよぼします。

具体的には、口紅を塗るとき、同じように上唇と下唇に口紅を塗るのではなく、その差を埋めるように色をそろえると、自然で若く健康的な印象を与えられるんです。

いかがですか?

正しいリップメイクの方法でトレンドカラーを取り入れつつ、魅力的な印象を手に入れちゃいましょうね!

【参考】

上唇と下唇の色の違いに着目した新しいメイクアップ法 - 株式会社日本色材工業研究所 研究部

9割の女性が軽視!オトコが初対面で「魅力的に感じてる部分」とは - Menjoy!