北朝鮮メディアが、韓国の文在寅政権に対する非難攻勢を強めている。朝鮮中央通信は4日、文政権と米韓同盟を非難する論評を相次いで配信、「米国に頼って得られるものは自滅だけ」であるなどとして、対話路線から対北圧力に舵を切ろうとする文政権をけん制した。

同通信は「理性を失った者らのヒステリー」と題した論評で、8月29日の弾道ミサイル発射について「太平洋上で侵略の前哨基地であるグアムをけん制するための意味深長な前奏曲として、国の尊厳と朝鮮半島の平和を守るための正々堂々たる自主的権利の行使」であると主張。

韓国側がこれに強く反発したことに対し「かいらい一味の根深い対決病弊の発露」であると指摘した。

続いて配信した論評では、高高度迎撃システム「THAAD」配備を巡る米韓の葛藤に言及。その上で、「米国が南朝鮮に対して折に触れ、『血盟』だの、『友邦』だの、『核心軸』だのとけん伝しているが、それはかいらいを自分らの侵略的目的実現のための安価な弾除けに使いこなそうとする甘言にすぎない」「米国と南朝鮮かいらいの関係こそ、地球上で最も恥ずべき支配と隷属、屈従の主従関係である」などと非難している。

一連の論評全文は次のとおり。

理性を失った者らのヒステリー 朝鮮中央通信社論評

【平壌9月4日発朝鮮中央通信】今、全惑星がわれわれの中・長距離戦略弾道ロケット「火星12」型が日本列島の上空を飛び越えて北太平洋海上に設定された目標水域を命中打撃したニュースで沸き返っている。

米国の対策のない狂気を強力な超強硬措置で強打を与えた朝鮮の気概の前で米国はもちろん、民族の千年来の敵である日本島国夷もびっくり仰天し、わが人民は積もりに積もった恨みが晴らされたとしている。

しかし、理性的な思考が完全に欠けて初歩的な判別力さえ喪失した南朝鮮のかいらい一味は、前例のない対決騒動を起こして精神病者のように振る舞っている。

われわれの「火星12」型発射訓練が行われるや否や、「国家安全保障会議」常任委員会を招集する、「糾弾声明」を発表すると騒ぎ立て、「強力なよう懲能力誇示」をけん伝してF15K戦闘機爆弾投下訓練を行うなど愚かな空威張りも振るった。

米国との「同盟強化」を唱えて米国の核戦略資産を引き入れる、米日の両上司と共にわれわれの弾道ロケット発射問題を国連安保理に回付するだのと騒ぎ立てている。

民族の運命を核火薬庫に載せてためらわずに北侵核戦争の火付け棒を持ってのさばった罪悪から見る時、たとえ命脈が絶たれても言う言葉がないかいらいがまたもや狂奔するのは、被害妄想症にかかった者らのヒステリーそのままである。

すでに闡明(せんめい)したように、今回行われた朝鮮人民軍戦略軍の中・長距離戦略弾道ロケット発射訓練はわれわれの厳重な警告に好戦的な侵略戦争演習で挑戦した侵略者、挑発者に対する断固たる対応措置の序幕である。

特に、今回の訓練は太平洋上で侵略の前哨基地であるグアムをけん制するための意味深長な前奏曲として、国の尊厳と朝鮮半島の平和を守るための正々堂々たる自主的権利の行使となる。

民族の自力で民族の安泰を守ることが「重大な挑発」であり、「平和に対する脅威」だと言うことこそ、かいらい一味の根深い対決病弊の発露である。

われわれの強勢の前で上司である米国までも方策がなくて「北米地域に脅威にならない」と控えめな反応を見せる時に、単なるかいらいが「平和に対する脅威」だの、何のと言って乱暴を振る舞うのは本当に無様である。

先日、元南朝鮮占領米軍司令官たちを推したてて南朝鮮当局者の発言を否定するかのように、南朝鮮と協議なしに、あるいは反対しても自前で対朝鮮軍事行動を取ることができると虚勢を張っていた上司であるということを考慮する時、手先らの妄動は自分の哀れな境遇だけを際立たせるだけである。

かいらいは今回の機会に、われわれの中・長距離戦略弾道ロケット発射訓練が何を意味するのかをいろいろな面で慎重に繰り返し考えるのも悪くないであろう。

米国に頼って得られるものは、自滅だけである。---

ほかにはなりえない主従関係、隷属関係 朝鮮中央通信社論評

【平壌9月4日発朝鮮中央通信】最近、「強固な同盟」をけん伝してきた米国と南朝鮮かいらいの間に各方面において意見の衝突が頻繁に起きている。

先日、「戦争が起きても韓半島で起き、死んでもそこで死ぬのだ」というトランプの狂った戦争暴言に南朝鮮当局者が「誰でも韓国の同意なしに戦争を行えない」と反ばくした。

これに腹が立った米国が「対北先制攻撃は韓国の承認を必要としない」と引き継いで言って言い争いを起こした。

「THAAD」問題を見ても、かいらいが「THAAD」発射台4基の追加配備決定に対する南朝鮮各階層の激しい反発にぶつかって「臨時配備」だの、「THAAD配備は環境影響評価に従う」だのとして脂汗を流している時に、米国は追加配備を早く終えろと強迫してかいらいをいっそう苦境に追い込んでいる。

これは、自国の侵略的野望を実現するためにはいかなる行為もためらわない米国とそれにこびへつらってきた植民地手先としてのかいらいの主従関係の実状をはっきり浮き彫りにさせている。

米国を頼って権力を維持し、「同盟」強化に生きる道を求めた歴代執権者らの末路から教訓を汲み取らなかった現執権勢力の外部勢力依存行為がこのような悲劇的現象を招いた。

米国は、南朝鮮を植民地手先のほかには見なしたことがなく、今、余地なくさらけ出される現実はその氷山の一角にすぎない。

米国が、いわゆる「北の核脅威」について大げさに宣伝してそれに備えるという口実の下で反共和国圧殺騒動に血眼になって狂奔しているのは、南朝鮮を「保護」するためのことではなく、朝鮮半島と北東アジア地域で自分らの支配主義的野望を実現するためである。

米国には、南朝鮮人民の生命安全などが毛頭眼中にない。

米国は南朝鮮人民の保護者ではなく、侵略者、略奪者である。

米国が南朝鮮に対して折に触れ、「血盟」だの、「友邦」だの、「核心軸」だのとけん伝しているが、それはかいらいを自分らの侵略的目的実現のための安価な弾除けに使いこなそうとする甘言にすぎない。

米国こそ、自分らの覇権戦略実現のためなら南朝鮮を残酷な核戦場につくることもためらわない極悪非道な白昼強盗の群れである。

米国と南朝鮮かいらいの関係こそ、地球上で最も恥ずべき支配と隷属、屈従の主従関係である。

南朝鮮の人民に血の涙のにじむ植民地奴隷生活を強要し、北南関係を抜き差しならぬ破局状態に陥れ、朝鮮半島に核戦争の危険をもたらした恥ずべき隷属関係、屈従関係に直ちにけりをつけなければならない。---