「結婚も恋愛もいらない」堺雅人似の30歳男性がひとりでいる理由

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【結婚しない男子たち Case2:堺雅人似のマイペースイケメン】

 現在、男性の生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)は2割以上になります。その中には結婚したくてもできない――ではなく、結婚しない、したくない、だから独身でいるという男性もいます。

 たしかに、「結婚のメリットは?」「デメリットは?」などと討論すればメリットが上回るとも思えないし、仕事があり、お金があり、趣味があり、その上、ちょっとモテる男性となると、結婚は足かせにしかならないかもしれません。

 では実際、結婚しない男性はどんな考えからその選択肢を選んだのか。実際に結婚しない、したくない男性に話を聞いてみました。

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 今回、お話を聞いたのは都内に住むAさん・30歳。俳優の堺雅人似で穏やかな空気をまとい、物腰も柔らか。大学卒業後、製鉄会社の総務部に就職、その後、図書館勤務を経て、現在はフリーライターとして活動しているのだそう。

 そんな彼が結婚しない理由とは?

◆ふたりでいると「マスト」が増える

「自分の性格的に無理かな、と。まず恋愛をする気がないんです。すごくマイペースで……。例えば、映画行こうと思っていたけど、急に買い物に行きたくなるとか。予定もなしにフラリと出かけて、帰りたくなったら帰るというタイプ。

 でも、恋人がいるとそれができなくなるんですよね。まず、恋人優先になる。ああしてあげなきゃいけない、こうしてあげなきゃいけない……『マスト』が増えるんですよね。協調性を強いられるというか」

 以前、彼女がいたのは高校生のときで、もうかれこれ10年以上、フリーなのだそう。

「初めての彼女は部活の後輩で、告白されて付き合いました。交際期間は4カ月ぐらい。その間でデートらしいデートはしませんでしたね。

でも、別れたあとにドッと疲れて……恋愛はもういいや、ってなりました。でも、どうしてそんなふうに疲れてしまったのか、具体的には分からなくって」

 この体験から、自分に恋愛は向いていないということを悟ったAさん。そこからは恋愛とは無縁の生活になったそう。

「女の子の友だちは今でもたくさんいます。でも、その子たちには彼氏がいるし、なんなら、その彼氏とも知り合い。友だちぐらいがちょうどいい、という思いが常に根底にはありますね」

◆ひとりは寂しくない

 今は仕事も楽しい。優先順位のトップに来るのは仕事、それからプライベートの充実、というAさん。でも、その「プライベート」の中にはもちろん恋愛は入っていません。

「あちこちひとりで散策しているのが好き。以前はよくひとりで飲みに行ったりもしましたね。フリーライターとして日々のネタ探しを1人でボーッと歩きながらしているような感じです」

 時にはひとりが寂しいと感じることはないのでしょうか。

「今は男友だちと同居していて、まあ楽しくやっています。相手もやっぱりマイペースな人だし(笑)。これから何があるか分からないけど、当面は全然平気。

今年、左足を骨折して2カ月ぐらい家で安静にしている時期がありました。そのときも寂しいとかよりも、『ひとりなんだからなんとかしなきゃ』と強く思った。自分で自分の面倒を見ようというか。入っていた保険を見なおしたりもしましたね」

◆ロールモデルは独身の親戚

 周りの同級生たちは、結婚、出産を迎えているそうですが、それについて「おめでとう」という気持ちはあっても、羨ましい、寂しい、とは感じないそうです。

「うちは叔母がずっと独身で、今でもひとりで旅行に行ったりとか。叔父も遅くに結婚したんですが、フリーランスで仕事をしています。なんとなく、そのふたりがロールモデルとしているから、不安になったりすることもないのかもしれません」