チェルシー移籍ドタキャン騒動 原因はコンテ監督? 悪童バートンが裏側を暴露
チェルシー移籍で合意のエバートンMFバークリー メディカルチェック中に心変わり
欧州移籍市場の最終日となった8月31日、プレミアリーグで今夏のマーケットで最大の珍事が起きた。
昨季のプレミアリーグ王者チェルシーはエバートンからイングランド代表経験を持つMFロス・バークリーの獲得で合意。しかし、選手本人がメディカルチェック中に移籍をドタキャンするという前代未聞のトラブルが発生したが、プレミアリーグ史上に名を残す悪童が補強に失敗したアントニオ・コンテ監督の落ち度を暴露している。英ラジオ局「トークスポーツ」が報じた。
23歳のバークリーはエバートンFWウェイン・ルーニーの後継者という期待を集めるほどのタレントで、今季チェルシーに3500万ポンド(約50億円)の移籍金で加入寸前だった。ところがクラブ合意に達し、メディカルチェック中に自らハシゴを外す暴挙に出た。
バークリーの心変わりは移籍最終日のビッグニュースとして注目を集めたが、プレミアリーグで悪童として名を馳せている元イングランド代表MFジョーイ・バートンがラジオ局で裏側を暴露した。
「ロス・バークリーの移籍に関する最高に面白い話を聞いたところだ。コンテが携帯電話をオフにしてたんだ。(バークリーの)代理人は彼に連絡を取ろうとしたんだけどね」
連絡がつかず、一気に盛り下がり…
賭博や暴力問題で度々出場停止処分を受けている狂犬バートンはこう語った。メディカルチェック中にバークリーはコンテ監督と連絡がつかなかったという。
「彼は自分がどこでプレーするのか質問したかったんだ。コンテは携帯をオフにしていた。それでバークリーは一気に盛り下がって、サインしなかったんだ。もしも自分の電話に出ないのなら、その監督は自分のことを明確に欲しがっていないと考えたんじゃないか」
起用法の説明を求めたバークリーについて、コンテ監督は答えることができなかった。もしも、イタリアの闘将の携帯が電波の通じる状態だったら、最終日のビッグディールは実現していたのかもしれない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images