メキシコ湾岸の石油関連施設が一部復旧、米ガソリン先物下落

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[ヒューストン 4日 ロイター] - 先月25日に大型ハリケーン「ハービー」の直撃を受けた米南部テキサス州では、深刻な洪水被害などで操業を一時停止した石油関連施設が復旧しつつある。

米国の石油・ガス生産拠点であるメキシコ湾岸では、4日時点で港湾設備や石油パイプライン、製油所が部分的に操業を再開。

米沿岸警備隊によると、メキシコ湾で大型船の航行制限はまだ続いているものの、港湾業務は再開されている。

メキシコ湾一帯の石油生産が回復するとの見方から、米ガソリン先物<RBc1>は4日、3%超下落した。

沿岸警備隊は、全米最大の製油所があるテキサス州ポートアーサーへのバージ船の出入りを許可し、5日に他の船舶の出入りも認めることを検討中という。

仏化学メーカーのアルケマ<AKE.PA>は4日、ハービーの洪水被害で火災が起きたテキサス州クロスビー工場の近隣住民への避難指示が解除されたと明らかにした。

一方、新たなハリケーン「イルマ」が接近する米自治領プエルトリコでは、ロセジョ知事が非常事態宣言を発令し、上陸に備えて州兵部隊を出動させた。イルマは勢力が5段階中2番目に強い「カテゴリー4」のハリケーン。全米ハリケーンセンターによると、イルマは6日にプエルトリコを直撃する見通し。

現時点の予測では、メキシコ湾岸はイルマの進路に入っていない。