本来は動物の序列確認の行動を指す「マウンティング」。いまやこれが説明不要になるくらい定着したのは、実際の人間関係で非常にありがちな行為だからだろう。

8月末のガールズちゃんねるには、友人のマウンティングがひどいと訴えるトピックが立った。トピ主は、

「夫の収入を遠回しに自慢したり 子供が他に比べいかに優れているかなど 全て遠回しに自慢してきます」

と不満を述べ、「皆さんの周りにもいますか?」と問いかけている。(文:okei)

「旦那が消防士で 『末端公務員だね』って笑いながら言われた」

これに対してレスは、「人を見下す事でしか自尊心を保てない劣等種」「出会った時からそんなんとかまず友達にならない」など、なかなかに手厳しい。多くの人がマウンティングされていると感じる項目は、主に次の通りだ。

・自分(または夫)の学歴
・夫の勤務先、収入
・自分の子がいかに優秀か

他に、住んでいる地域や車の車種などがある。

具体的にはこんなパンチが効いたコメントがあった。

「職場にいた。よっぽどEPSON勤めの旦那さんが自慢らしい。私なんか中小企業勤務の夫でしょっちゅう見下されてたよ」
「うちは旦那が消防士で 『末端公務員だね』って笑いながら言われた事あって。周りもみんな凍りついてたわ」

夫が陸上自衛隊であることを馬鹿にされたという女性は、大手商社勤めの夫を持つ友人から「残業代出ないの!?可哀想!うちは今月残業代が◯万でさ?」と言われたとのこと。さすがにそこまで言われたら怒っていいのではとも思うが、対処としては「距離を置く」が圧倒多数だ。

自分の自慢ならまだ聞けるが…女性に多い「虎の威を借る狐」

一方で、受け取る側の気持ちの問題だという指摘もある。「(中略)相手はただただ普通に自分の身の回りの出来事の話をしたいだけなのに、結果がいいから妬まれたり恨まれたりしてマウンティングとか言われるケースもあるよね絶対」という。

確かに受ける方の気の持ちようで感じ方が全く違ってくることはある。何かにつけてひがみっぽい人というのはいるものだ。こういうところが、「女性が多い職場は人間関係がキツイ」とよくいわれる理由の1つだろう。

しかし、トピ主も訴えたように夫や子どもの自慢ばかり聞かされる場合、こんな怒りがわく人もいる。「自分の事を自慢されるならまだ聞ける」というものだ。

「自分で会社してるとか、勤務先でキャリア積んでて役職も凄いとか、自分の稼ぎで買った車やバッグがいくらとか(ならともかく)。でも『夫が、親が、子供が、兄弟が』は、もう自分で自分の能力のなさを晒してるだけじゃんね」

そうなのだ。それだけ素晴らしい伴侶や子どもが持てたこともその人優位性と言えるのかもしれないが、相手を見下してまで自慢されると「なんだかなァこの人…」という思いも沸いてしまう。

筆者は以前、親戚の集まりで血縁ではない女性(嫁の立場)に、私の叔父は医者だとか、親戚は〇〇(大企業の名前)に勤めているだとか、聞いてもいないのにまくし立てられたことがあり、やはりそんな気持ちになったものだ。スレッドには「虎の威を借る狐」という指摘もあり、女性の場合そういうマウンティングが多いこと自体に、ちょっと悲しみを覚えてしまった。