4日、韓国で「男女が平等に国防義務を履行すべきだ」という大統領府の請願に同意する人の数が急速に増加している。写真はソウル。

写真拡大

2017年9月4日、韓国・アジア経済などによると、韓国で「男女が平等に国防義務を履行すべきだ」という大統領府の請願に同意する人の数が急速に増加している。

8月30日、韓国大統領府のホームページの掲示板に「国防義務の履行は実質的に男性だけに課せられているが、女性も義務履行に参加できるよう法律を改正すべきだ」と主張する書き込みがあった。

書き込みをした市民Aさんは「韓国は北朝鮮と敵対している上、日中露という大国に囲まれているため必然的に徴兵制を維持するしかないが、30年以上続く少子化のために兵役資源が非常に不足している」と説明。その上で「一部の女性団体は軍加算点廃止運動をするなど男女平等を訴えているが、女性にも男性と同じように兵役を義務付ければ男女間の対立もなくなる」と主張した。また、「女性の徴兵が男女間の身体的な差などで不可能と言うのなら、現在行われている女性幹部や女性警察官の募集も停止すべきであり、就職の際に女性差別があったとしても文句は言えないはずだ」と強調した。

この書き込みは掲載後2日で「ベスト請願」になり、4日午後2時28分時点で9万8407人の署名が集まるなど注目を集めている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「ついに本当の男女平等時代がやって来るのか?」「正しい意見だ。論理的、合理的、現実的に考えてほしい。少子化が深刻な今、国民全員が軍隊に入るべきだし、そうなれば自然と女性の権威は向上する」「男女平等を主張しているのに男性だけが軍隊に行くのは反対」「一緒に国を守ろう。性別は関係なく」「女性だって戦える!海外を見ると戦闘兵科で男性より優秀な女性は多い」など書き込みに賛同する声が相次いでいる。

一方で「平等と差別に対する理解が間違っている」などと反論する声も多くみられた。また、女性と思われるネットユーザーからは「まずキッチンに行ってお皿洗いをしてから署名したら?」「男性が子どもを産んで育ててくれるなら女性が国を守る」「女性の私も賛成。その代わり、男性が給料面で優遇される不平等もなくしてほしい」「女性が出産担当、男性が育児担当と法律で定めてくれるなら喜んで軍隊に入る」などの意見が寄せられている。

その他、男性とみられるユーザーから「出産も選択なのだから、兵役も選択できるようにしてほしい」「女性に軍服務までは望まない。ただ国防義務を全力で務める男性たちに文句を言わないでくれ」などと訴える声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)