イングランドが“全ゴール”に絡むラッシュフォード劇場でスロバキアとの首位攻防戦制す! 本大会出場に王手《ロシアW杯欧州予選》

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▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループF第8節の3試合が4日に行われた。

▽前節終了時点で首位に立つイングランド代表(勝ち点17)と、2位スロバキア代表(勝ち点15)による注目の首位攻防戦は、ホームのイングランドが2-1で逆転勝利した。

▽前節、格下マルタ代表に勝ちきって首位をキープしたイングランドは、その試合から先発2人を変更。リバモアとスターリングに代えてエリック・ダイアーとラッシュフォードを起用し、[4-2-3-1]の布陣で臨んだ。一方、スロベニア代表に1-0で勝利して予選5連勝中のスロバキアは、シュクルテルやハムシク、シュクリニアルなどの主力が先発に名を連ねた。

▽試合は開始3分にホームチームの痛恨のミスからスロバキアに先制点が生まれる。自陣ボックス手前で強引に持ち上がったラッシュフォードがロボツカにボールを奪われると、ネメツとのパス交換でボックス左に抜け出したロボツカが冷静にGKハートの脇を抜くシュートで決めた。

▽ラッシュフォードの若気の至りで早々にリードを許したイングランドは、自身のミスを取り戻そうとするラッシュフォードが失点直後の5分にシュートを放つなど、すぐさま反撃を開始。その後もチェンバレンとラッシュフォードの両ウイングを起点に、中央のデレ・アリとケインがフィニッシュに持ち込んでいくが、シュクルテル、ドゥリツァのセンターバックコンビを中心にソリッドな相手守備を崩し切れない。

▽時間の経過とともに攻勢を強めるイングランドは37分、セットプレーから同点に追いつく。右CKの場面で失点に絡んだラッシュフォードがニアに低くて速いボールを入れると、これをダイアーが巧みにバウンドを合わせた右足ダイレクトボレーをゴール右上隅のここしかないという絶妙なコースに流し込んだ。

▽この同点弾で勢いづくイングランドは、42分にバートランド、44分にラッシュフォードと強烈なミドルシュートで相手GKを脅かす。対するスロバキアも前半終了間際に相手のミスから完璧に裏へ抜け出したヴァイスに決定機も、ここはDFウォーカーとの接触プレーでファウルを取ってもらえず、前半は1-1のイーブンで終了した。

▽迎えた後半、前半の入りを反省してか、アグレッシブな入りを見せたイングランドは、チャンバレンやケインがフィニッシュに絡む。一方、押し込まれる時間が続くスロバキアも55分、カウンターから左サイドのスペースでフィードを受けたハムシクから絶妙なクロスを入れると、これをファーサイドでワントラップしたネメツが右足シュート。だが、これはGKハートの好守に阻まれた。

▽後半に入って良い形の攻めが続くイングランドは59分、相手陣内でデレ・アリがパスカットしショートカウンターを発動。ダイアーを経由したボールをヘンダーソンがボックス手前のラッシュフォードに繋ぐと、19歳の若武者が鋭く振り抜いた右足のスライス回転がかかったシュートがゴール左隅に突き刺さった。

▽劣勢の中で逆転を許したスロバキアは、65分過ぎにヴァイス、ネメツを下げてルスナーク、ジュリシュを同時投入。だが、デレ・アリやラッシュフォードを中心に鋭いカウンターを仕掛けるイングランドを前に流れを変えるまでには至らない。

▽一方、止めを刺せないものの、きっちり試合をコントロールするイングランドは、試合終盤にラッシュフォード、チェンバレン、デレ・アリと2列目の選手をすべて下げてウェルベック、スターリング、リバモアを続けてピッチに送り込み、試合をクローズした。

▽この試合の“全ゴール”に絡むラッシュフォード劇場となった聖地ウェンブリーでの一戦を逆転勝利で飾ったイングランドが、W杯本大会進出に王手をかけた。なお、イングランドは次節ホームでスロベニアと対戦する。

▽同日行われた3位のスコットランド代表(勝ち点11)と、最下位マルタ代表(勝ち点0)の一戦は、ベラとグリフィスの2ゴールでホームのスコットランドが2-0で勝利した。

▽また、4位のスロベニア代表(勝ち点11)と5位のリトアニア代表(勝ち点5)の一戦は、イリチッチの2ゴールの活躍などでホームのスロベニアが4-0で快勝した。この結果、得失点差でスコットランドを上回ったスロベニアが3位に浮上し、スコットランドと共にプレーオフ圏内の2位スロバキアとの勝ち点差を1に縮めている。

◆ロシアW杯欧州予選グループF第8節結果

▽9/4(月)

イングランド 2-1 スロバキア

スロベニア 4-0 リトアニア

スコットランド 2-0 マルタ