日本代表が前日練習【写真:編集部】

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 日本代表は現地時間4日、サウジアラビア・ジッダにおいて、翌日のサウジアラビア戦に向けた前日練習を行った。

 ピッチに出てきたメンバーはまずリフティングなどでウォームアップ。その後ハリルホジッチ監督の号令で全体ミーティング。普段とは異なりわずか1分で終了し、全員でランニングへ。暑さと疲労を考慮してか、ピッチを半周ほどしてからランニングとなった。

 その後はストレッチから短距離ダッシュをし、15分の公開時間が終了。そこから先は非公開となった。

 予想通り、現地は非常に暑い。手元の計測では気温33度、湿度65%(18時)。5日の試合は現地20時30分開始だが、気温・湿度ともに下がらないと見られており、やりやすい環境とは言えない。

 サウジアラビア戦は、オーストラリア戦のベースをある程度は維持しつつ、テスト的な要素も入れてくるはずだ。その象徴となりそうなのが、柴崎岳と本田圭佑だ。

 柴崎は長谷部誠が離脱した中盤で起用され、トップ下でプレーすることが濃厚。最後の崩しの局面でどれだけのクオリティを発揮できるかがポイントとなる。オーストラリアより上のレベルの相手に勝つためには、得点を奪うための質をさらに高める必要がある。

 本田圭佑は右ウイングでの起用になるだろうが、試合途中でインサイドハーフにポジションチェンジすることも考えられる。右ウイングは、浅野拓磨がオーストラリア戦で結果を出し、久保裕也もこれまでの試合で良いパフォーマンスを発揮していた。本田はこのポジションの序列では3番手に甘んじている。

 メキシコで試合に出始めたことでコンディションの上がっている本田がどれだけできるのか見極めつつ、試合展開次第ではインサイドハーフでの可能性も探るはずだ。

 いわゆる“消化試合”となったサウジアラビア戦。テストも多くあるだろうが、ハリルホジッチ監督はあくまで全力プレーでの勝ち点3を宣言。指揮官にとっては、どのような状況下でも全力で勝ち点3を奪いに行くメンタルの強さをテストしたいに違いない。

 選手たちはそれに応えられるかどうか。ロシア行きへのサバイバルレースは既に始まっている。

(取材・文:植田路生【ジッダ】)

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