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マンションに住んでいると、いつかはやってくる大規模修繕。

外壁の補修や塗装、防水工事などを行って、劣化した部分を回復させることは、資産価値の維持のためにも重要です。

筆者は中層と高層、2つの賃貸マンションで、2度の大規模修繕を体験しました。

筆者にとってマンションは住まいでもあり仕事場でもあるため、騒音やニオイに長時間悩まされました。

その体験をもとに、上手に工期を過ごすヒントを紹介していきます。

■工事前にこれだけはやっておきたい5つのこと

工期が近づいてきたら、まずは準備です。

1:目隠し

窓にレースのカーテンを付けていれば、外から部屋の様子はさほど見えません。

でも、外のほうが明るいため室内にいると作業員の影がはっきり見えるので、やはり気になるものです。

かといって、お天気がいい日にカーテンを閉めきっていると、暗い気分になってしまいます。

遮光カーテンの場合は、なおさらです。

そこでオススメなのが、手元にある布を目隠し代わりにするという方法です。

レースのカーテンに、手ぬぐいや風呂敷、スカーフなどを木製ピンチやクリップで固定します。

薄めの生地ならば光を通しますし、明るい色合いのものを選べば、華やかな雰囲気になります。

工事が休みの日には簡単に取り外せるというのも、この方法のよい点です。

布を取り外すときは、ピンチやクリップをカーテンに残したままにすると、また布を戻す際にラクになります。

足場が組まれた後は、上下の足場の中間にあるパイプよりも上が隠れるように、高さを調整しましょう。

中間のパイプの高さは、作業員のウエストの位置あたりなので、それより上に顔がくるからです。

ただし南面の窓など、日当たりがよい開口部には、日に焼けては困るような布は取り付けたままにしないでください。

2:補助錠

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足場の階段は、作業外の時間は上れないように管理されますが、普段よりも防犯意識は高めておきたいものです。

気になる場合は、窓に補助錠を付けましょう。

筆者はもともと持っていたものを使いましたが、高層マンションのときは、希望者に補助錠の貸し出しもありました。

3:ベランダの整理

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工事内容によっては、ベランダに物が置けなくなります。

鉢植えなどは、コンテナやカゴにまとめて、簡単に移動できるようにしておきましょう。

ベランダが使えない工事のときは、あらかじめ案内があると思いますが、それ以外の時期も工事で出たホコリなどをかぶる恐れがあります。

汚したくないものは、工事前に移動しておくほうが安心です。

4:退避場所も考えておこう

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どれだけ対策をしても、工事中の騒音やニオイは避けられません。

図書館やカフェなど、いざとなったら退避できる無料、あるいは、低料金で過ごせる場所を見つけておきましょう。

出かける予定があるなら、工期に合わせてスケジュールを立ててはいかがでしょうか。

5:問い合わせ先のチェック

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工事の案内時に知らされる、問い合わせ先を控えておきましょう。

作業員がいない時間に帰宅して、困りごとがあったときに備えます。

■マンションによってはこんな準備もお忘れなく!

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高層マンションのときは、網戸を外して、部屋の中に置かなければならない時期がありました。

網戸を入れる袋は支給されましたが、あらかじめ網戸はキレイにしておくといいでしょう。

また、マンション内のゴミ置き場が資材置き場になるなどして、ゴミ置き場が縮小されることがあります。

中層マンションのときはスペースが半分以下になり、ゴミが出しにくくなりました。

溜めてしまいがちなリサイクルゴミなどは、工事前に出しておくといいでしょう。

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2度の大規模修繕とも、工事は土曜日も行われていました。

平日の日中は不在にしているからという人も、ぜひ参考にしてください。

次回は、工事が始まってからの対策についてお話しします。