昨年11月の豪州戦は2−2のドロー。チャナティップは「勝てない試合ではなかった」と振り返る。(C)Getty Images

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 今夏に加入した北海道コンサドーレ札幌で出色の出来を披露しているチャナティップ・ソングラシンが、メルボルン決戦に向けて熱い想いを語った。
 
 タイ代表はワールドカップ・アジア最終予選グループBで最下位。すでに出場の見込みはなくなっているが、攻撃陣を牽引する23歳の“小さな巨人”は、将来につながるゲームにしたいと意欲的だ。
 
「前にホーム(昨年11月)で戦った時は2-2だったし、勝てない試合じゃなかった。たしかに個々の力量差はあるかもしれないけど、僕たちにも勝つチャンスはあるはずだ。タイは失なうものがなにもない。プレッシャーはオーストラリアに重く圧し掛かっているはずだ。ここでサプライズを起こしたいね。プレーを楽しんで、代表チームの一員としての誇りを胸に戦う。ここで得る貴重な経験をこれからにつなげたい」
 
 オーストラリア国内ではメディアやファンの間で「タイ相手に何点取って勝つか?」がテーマとなっている。だが、タイ代表を率いるミロバン・ライエバツ監督は「我々のディフェンスを侮ってはいけない」と突っぱねる。
 
 ライエバツ監督とオーストラリア代表は2010年の南アフリカ・ワールドカップで対戦。当時はガーナ代表を指揮し、グループリーグで1-1のドローを演じた。セルビア人指揮官は「あの頃のほうがオーストラリアのチーム力は高いと見ている。我々は時間を掛けてじっくり守備の強度を高めてきた。火曜日のゲームはそれを証明する絶好の機会になる」と語った。確かにこの2試合はUAE戦、イラク戦ともに1失点に抑えている。
 
 グループBは2位サウジアラビアと3位オーストラリアが同勝点の16で並び、前者の得失点差が+6(総得点16)で、後者が+4(総得点14)。4位UAEは勝点13の得失点差が-2で、こちらは可能性こそあるとはいえ、プレーオフ進出の3位滑り込みがかなり厳しい情勢だ。
 
 火曜日、1位突破を決めた日本はサウジのホームで戦い、3位オーストラリアは本拠地でタイと、4位UAEは中立地(ヨルダン)でイラクと相まみえる。