年齢と共に食事を考えよう

写真拡大

【主治医が見つかる診療所】(テレビ東京)2017年8月28日放送
「最新!中性脂肪の真実...血液&血管を劇的改善SP 」

40代になると気になる中性脂肪。近年の研究により、動脈硬化と関係が深いことが分かり、注目されている。

若い頃は少々無茶な食事をしても大丈夫かもしれない。だが同じような食生活をずっと続けていると、体へのダメージは大きくなる。お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓さん(41)は、その食事スタイルに番組主治医から「イエローカード」を突き付けられた。

パスタ大盛り、肉ばかり、野菜と魚ゼロ

鈴木さんは食事のバランスに全く関心を払わない。野菜を口にせず、ほとんど外食。自ら「肉と炭水化物のオンパレード」と明かす。

番組では、ある日の食事に密着した。鈴木さんは朝食を抜くので、いきおい昼食の量が多くなる。この時は大盛りのパスタだ。そのうえ息子の分のパスタも半分もらい、わずか10分で食べ終えた。空腹のためか、つい「早食い」になってしまったようだ。

運動はせず、自宅でごろ寝しながらゲームに興じる。かつて格闘技にはまっていた姿は、もはや見られない。

またある日の夕食は、自分で調理したというペペロンチーノとステーキだ。やはり野菜はゼロ。肉をほおばりながら、オレンジジュースを一気に飲んでいた。

中性脂肪の基準値の上限は、150mg/dlだ。鈴木さんの計測値は、これを大幅に上回る254 mg/dlで、本人も驚きの結果となった。

これほど高い数値になった原因として、内分泌内科の岡部正医師が指摘した点がいくつかある。まずは炭水化物のとり過ぎだ。炭水化物は消化されてブドウ糖となり、肝臓に運ばれて中性脂肪になる。本来はエネルギーの「貯金」として体内に蓄えられるのだが、増えすぎるとメタボリック症候群や動脈硬化の原因になる。

さらに肉ばかりのメニューなのも気がかりだ。肉の脂は中性脂肪を増やす。「お酒は飲んでいない」という鈴木さんだが、代わりのオレンジジュースは糖質が多く、これも中性脂肪が増えやすい。

食生活の改善で血管年齢は実年齢まで戻せる

鈴木さんの偏った食生活は、血管の硬さを表す「血管年齢」に大きく響いていた。41歳の鈴木さんだが、血管年齢は80歳。本人も思わず「えーっ」と大絶叫だ。

岡部医師「鈴木さんは中性脂肪が高いために動脈硬化が急速に進行していると考えられます」

これほど「高齢」の血管だと、本来は柔らかいはずがカチカチの「ガラス管」のようになっている恐れがある。すると、ひび割れたり詰まったりする可能性が高まる。これが脳で起こると脳卒中に、心臓だったら心筋梗塞に、というわけだ。

ただし、今から中性脂肪を減らす努力を続けていけば事態は打開できる。まずは「パスタ大盛り」をやめること。合わせて食事の際は早食いを避け、20分ほどかけてゆっくり食べると満腹感が出る。魚や野菜を取り入れるなどバランスを考えた食事も大切だ。

食生活の改善で、血管年齢は「実年齢まで戻る」と岡部医師は話した。