超特急「ゴールデンボンバーさんが大好き」ユーキにキスされた歌広場も「今度はキミの家で……」カオスな【超フェス】千秋楽

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 超特急の初主催イベント【HMV presents BULLET TRAIN 5th Anniversary Special『超フェス』】。2017年8月28日より5日間に渡り、東京・豊洲PITにて開催されてきたが、この最終日にあたる9月1日の公演に、ゴールデンボンバーが参戦した。

【“超”イロモノフェス】写真(全22枚)

 同イベントではCDデビュー5周年を記念し、メインダンサー&バックボーカルグループとして活躍中の7人が、毎日異なるジャンルのアーティストと共演する。この日は【“超”イロモノフェス】と銘打ち、既成概念に囚われずに新たな境地へ挑戦。イケメン好きであるゴールデンボンバーの歌広場淳は、以前より超特急、特に5号車のユーキがお気に入りと公言し、最近ではテレビ番組での共演も果てしている親交の深い間柄。だが、ゴールデンボンバー側が超特急のグッズを完コピしたツノ付きフードタオルをリリースしたこともあり、ユーキは今回の対バンが決まったときから「ゴールデンボンバー、潰しに行きます!」と開戦宣言していた。

 ボーカルの1号車コーイチは「来てくれたファンを楽しませたいという気持ちでいっぱい」と語っていたが、幕開けたライブは、「今日は今までで一番カオスなライブになるんじゃないか」という2号車カイの予言通りのものとなった。最初にステージに現れた超特急の7人は、なんと全員が白塗り。なのに衣装はシルバーのスーツでスタイリッシュにキメて、ゴールデンボンバーの「女々しくて」を時に艶めかしく、時にキレッキレのダンスアレンジで。メンバーカラーのペンライトを振りまくり、コールする双方のファンに向かって、もちろん間奏ではポンポンを持ってのチアダンスも披露された。最後はスーツのジャケットを肩から滑らせて色っぽくフィニッシュすると、「みんな盛り上がってるかい!」のリーダーの3号車リョウガの呼びかけに大歓声が湧き起こる。

 さらにリョウガが「今年の夏最後の最高の思い出を、最高の時間を過ごしたいと思います」と挨拶し、史上初のメインダンサー&バックボーカルグループであると自己紹介すると、7人はリスペクトにあふれたメイクを見合って「いつも通りですよ」と嘯く。それぞれイメージカラーをあしらった樽美酒風ながら、7号車ユーキだけはなぜかKISSメイクで「カッコいいな!」「似合ってるな!」と羨まれ、イメージカラーが純白のタカシはタダののっぺらぼうで「時間なかった?」と突っ込まれるハメに。

 ここでゲストを呼び込み……かと思いきや、ロールアップした幕の向こうに現れたのは「ららぽーとで買物中!!!!」の文字。ざわめく金爆ファンに、カイは「本当に出て来るかわからないですけど、しばらくウォーミングアップを」と一旦なだめてライブを続行。白塗りのまま「Kiss Me Baby」でセクシーに歌い踊り、タオルを振り回す新曲サマーチューン「浮つきWAVES」、6号車ユースケが金爆メンバーの名を叫んで「かかってこいよ!」と挑発する「バッタマン」と、アッパーなナンバーでの弾けっぷりはメンバーも8号車もいつも以上。中でも「浮つきWAVES」でスーツをはだけさせ、白塗りの真顔でシックスパックを露出させる4号車タクヤには、凄まじい悲鳴が湧き上がった。そして前半戦のブロックを終え、「皆さん、お待たせしました。このあとはゴールデンボンバーさんの登場でございます」とリョウガが、「本当に出て来るのか皆さん祈っておいてください!」とカイが告げて、恐る恐るステージを去る。

 「ゴールデンボンバー始まるよ!」のアナウンスが鳴ると、無事にゴールデンボンバーの4人が登場。最新シングル「#CDが売れないこんな世の中じゃ」から高速ビートと音楽業界の痛い所を突くシニカルなリリックで、フロアをアグレッシブに煽り立てる。ド頭から思いっきりタオルを回した後は、「酔わせてモヒート」でヴィジュアル色満点の振りをオーディエンスと共に繰り出し、早くも一体感は頂点に。さらに「僕たちがゴールデンボンバーです!」と超特急ポーズを決めて、「2マンをするにあたり超特急さんのことを調べました。そしたら自己紹介がとても素敵だったんで」と4人それぞれ7号車タカシの自己紹介を真似した口上で、オーディエンスを爆笑させた。

 人妻担当兼筋肉担当の樽美酒は、同じく筋肉担当のタクヤに「少しでも認めてもらえるように頑張ります」と話し、鬼龍院も「振りつけは無視してもらって構わないんで。自由に音楽を楽しんでください!」と8号車に優しい言葉をかけて「抱きしめてシュヴァルツ」へ。ネタ披露が恒例になっている間奏では、緑のビキニ1枚で現れた樽美酒が某CMソングをバックにタクヤのお面を装着。「そんなことタクヤくんやんないから!」と鬼龍院に咎められながら、Tバックを食い込ませて場内を爆笑させた。

 「8号車の皆さん、これで好き嫌いがハッキリしたでしょう?」と告げる鬼龍院に、相変わらずお面をつけたまま「タクヤでーす! 人妻大好きでーす!」とアピールする樽美酒。さらに全身を超特急グッズで固めた8号車スタイルで登場した喜矢武に、歌広場は「俺のほうが超特急好きだから! 好きすぎて超特急の映画『サイドライン』で共演したから! カラオケでは超特急の歌ばっかり歌ってるから!」と言い募る。その言葉通り、満場のクラップからパラパラ風のダンスでジャンプするエレクトロダンスチューン「トラウマキャバ嬢」を挟んだ「また君に番号を聞けなかった」では、『サイドライン』で扮した謎の人物・フラワー様の衣装でドラム台に駆け上がって超特急の「SURVIVOR」を熱唱。だが、歌詞があやふやで鬼龍院に「どこがファンだよ!」と叱責されてしまう。

 そして「+ザ・V系っぽい曲+」(+:記号の十字架)の間奏では、お待ちかねの超特急7人の乱入も。喜矢武、歌広場、樽美酒がエアギターをかき鳴らす横にベースのタカシ、ピアニカのリョウガ、トランペットのカイ、リコーダーのユーキ、ハーモニカのコーイチ、タンバリンのユースケ、トライアングルのタクヤが上がってお立ち台はギチギチに。鬼龍院の語りから超特急の7人も拳を突き上げて、オーディエンスを盛り上げまくった。超特急への愛を文字通り全身で表明し、最後は本家の「女々しくて」で、ゴールデンボンバーのライブは締めくくられた。

 続いて超特急ライブの後半戦は、今回の【超フェス】からライブ披露されている新曲「UNKNOWN…」でスタート。アンニュイなムードの中でダンサー陣が次々に側転&バク転すると場内から驚きの声が起こり、ユーキが大きく跳躍する「SURVIVOR」へと続くクール&ハードな流れで、ここまでのお笑い含みな空気を一掃する。しかも白塗りを落とし、ジャケットを抜いでベスト姿で踊る様が、とんでもないイケメンぶりなのだからたまらない。しかし、今日の相手は奇想天外なアイディアで音楽シーンの常識を塗り替えてきたゴールデンボンバー。超特急も通常通りのライブで済ませるわけがなく、暇を持て余した7人が「ゴールデンボンバーがCMしてるラウンドワンに遊びに行こうぜ!」と部屋を出ていく映像から、この日ならではのパフォーマンスタイムへと突入する。

 まずはコーイチ&タカシが「panipani」を歌い始めるとボーリングが始まり、金爆メンバーの顔の付いたピンにリョウガがボールを投げて見事ストライク。続いて「HOPE STEP JUMP」が流れるなか、ストラックアウトに挑戦したユースケが「みんな、僕に力を貸してくれ!」とパワーを集め、宙に浮かせた魔球で金爆メンバーの顔付きボードを打ち抜く。最後は「Summer love」に乗ってのダーツだ。「ダーツのプロが使ってるおまじない」とカイに手渡された口紅を塗ったユーキは、なんと矢となってカイ、リョウガ、ユースケに抱えられ、くり抜かれたダーツ板から顔を出して的になった歌広場に向かい、唇ギリギリのところで顎にキス。“ありがとう”とボーカル組が「Always you」を歌うなか、恍惚とした歌広場はユーキとハグし合い、全員で手を繋いで客席に向かって一礼する。そのバックにはフラワー様の歌広場を7人が囲む記念写真も映し出されて感動のフィナーレを迎える……が、暗転から照明が上がると舞台には正座する超特急7人。「ふざけすぎて、どうも、すみませんでした!」と頭を下げるがボーカル2人が歌い、ダンサー陣が小道具を用意してパフォーマンスしてみせた。

 ラストは「PAPAPAPA JUMPERS」に「Burn!」と、夏にピッタリのアッパーチューンで派手にブチ上がる。「かかってこい!とか潰す!とか言ってましたけど、僕たち一同ゴールデンボンバーさんのことが本当に大好きです!」と感極まったユーキは、タクヤに「口紅残したまま泣いてんじゃないよ!」と突っ込まれ、泣き笑いの状態に。そんな彼らにゴールデンボンバーの4人も超特急のグッズまみれでステージに上がり、喜矢武はユースケの生誕記念グッズであるティッシュカバーに“とらじろう”と名づけて、そこからユーキに「泣いちゃダメ」とティッシュを差し出す。ユーキのキスマークを顎につけたままの歌広場は「SURVIVOR」を上手く歌えなかったことに悔しさを滲ませ、「今度キミの家に行って一晩中DVD見せて。そのときにもう一回チューして!」とユーキに迫り、「部屋で二人きりでチューはダメですよ!」とカイに窘められていた。

 また、樽美酒に謝罪されたタクヤは「こんな身体になりたいです」と告白して喜ばせ、コラボを懇願する超特急に「対抗できるようなダンスがカッコいい曲が1曲だけあった」と始まったのはゴールデンボンバーのEDMチューン「あったかいよ、ユウジ」。一列に並んだ11人が互い違いに屈伸し、隣の股間を隠すというキワどいダンスには客席から凄まじい歓声が湧いた。

 「最後はこの曲!」と贈られた「超えてアバンチュール」は、まさにカオスそのもの。歌広場はコーイチとリョウガの手を借りて宙返りし、喜矢武はタクヤの首元にキスせんばかりに迫って、ユーキとユースケの手の平を自らの股間に持っていった樽美酒は、さらにTバック1枚になって再びタクヤのお面を被り、本人に「俺じゃない!」とどつかれる。後半のヘッドバンギングパートでは高ぶるテンションのあまり、コーイチとタカシも歌ではなくシャウト。ステージ後方ではしゃぐ面々が“とらじろう”からティッシュを巻き散らし、気づくとタカシがタクヤのお面を被っていたりと、完全にひっちゃかめっちゃかだ。

 曲が終わるとタクヤは「こんなの初めてだよ!」と感嘆の声を漏らし、樽美酒も「この曲、楽しい! 鬼龍院さん、これに似た曲を作ろう!」と提案。それをカイが「グッズに続いてパクるんですか!?」と止めるが、フロアを見れば両者のファンが件のツノ付きフードタオルを掲げ出すのだから、8号車も意外と満更でもないのだろう。大興奮のひと時を終え、「これからも仲良くしていけたらいいなと思うんですが……」と問いかけるリョウガに、それまで全ての願いを「断る!」と拒否してきた喜矢武も「仲良くしよう」とニッコリ。カイは「次に【超フェス】をやるときは、またゴールデンボンバーさんとやれるように走り続けていきましょう!」と決意を語り、リョウガが「ラストがゴールデンボンバーさんで本当に良かった。最後は超特急らしいハッピーエンドで終われたと思います」と、5日間にわたる一大フェスを大団円で締めくくった。