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インフラやモノがデータで繋がる社会。公共サービスの提供やエネルギー、ヘルスケアとデータを活用した効率的な社会を実現する"スマートシティ"の試みは世界各地、様々な産業や公的機関が手を取り合い、より良い社会を実現するために活動している。

EUが実施する最大規模の革新的研究開発促進フレームワーク「Horizon 2020」は、2014年から2020年までの7年間に日本円で約11兆円という大きな予算をかけ、イノベーションのための研究や開発を行うものだ。日本からも企業や研究機関が数多く参加しており、科学基盤の強化や産業、社会課題への取り組みをともに行っている。

NTT東日本と慶応義塾大学SFC研究所、神奈川県藤沢市はNICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)がHorizon 2020と連携し研究委託する公共ビッグデータの利活用基盤に関する研究開発「BigClouT」の一環として、神奈川県藤沢市において実証実験を開始することを発表した。BigClouTは、IoTやクラウドコンピューティング、ビッグデータというキーワードとともにスマートシティにより市民生活の向上を目的に掲げるプロジェクトだ。

藤沢市で実施される実証実験は、「藤沢市民まつり」(2017年9月23日〜24日開催)および「ふじさわ ちょい呑みフェスティバル」(2017年11月7日〜8日開催)において、慶應大学が開発したスマートフォンアプリ"ロケモン"を活用し、イベント情報や店や道路の混雑状況などの情報交換により、参加者の行動変容促進が可能かどうかの実証を行う。ロケモンはユーザーがモンスターになりきり、そのロケーションについての情報をリアルタイムに発信できるもので、特定のイベントや屋台の状況などアプリ利用者同士が匿名で情報交換できる。アプリやサイネージを使い、リアルタイムな情報で混雑緩和や回遊性向上を試みる。

なお、BigClouTプロジェクトは国内での2017年11月〜12月のつくば市をはじめ、フランスのGrenoble市、英国Bristol市とスマートシティ実現のための実施が予定されており、進捗状況は公式Webサイトで報告されていく。