2018年サッカーW杯ロシア大会、アジア最終予選グループA、韓国対イラン。戦況を見つめる韓国の申台龍監督(2017年8月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選で、敵地タシケント(Tashkent)でのウズベキスタン戦に臨む韓国の申台龍(Tae-Yong Shin、シン・テヨン)監督が、死にものぐるいで勝利をもぎ取ると約束した。9大会連続のW杯出場を目指し重圧がかかる中、 申台龍監督は「気持ちを強く持つ」と話しており、「何があってもわが国に勝利を持ち帰る」と誓った。

 このところ予選で勝利から遠ざかっている韓国は、ホームで戦った前節のイラン戦でも、後半の約40分間を1人多い状況で戦いながら枠内シュートを1本も放てず、10人の相手を崩しきれずに0-0のスコアレスドローに終わった結果、予選突破へ予断を許さない状況に追い込まれた。

 グループAでは、予選無失点で勝ち点21を積み重ねているイランが首位通過と本大会出場を決めている。韓国は勝ち点14の2位だが、シリアとウズベキスタンが同12で追走。3位のチームはロシア行きをかけてプレーオフに突入するが、5日の試合でウズベキスタンに敗れ、さらに3位シリアが敵地でイランに勝利すれば、韓国の予選敗退が決まる可能性もある。W杯出場を逃すことになれば、韓国にとっては1982年以来の事態となる。

  申台龍監督は「難しい状況だが、気持ちを強く持って次は勝つ。得点をしたくなかったわけではない。選手は良く頑張った。言い訳にならないのは承知だが、ピッチ状態が良くなかった。スタッフ、選手全員がすべての力を出し尽くせば、勝利のためのゴールを決められると信じている」と語った。

 イラン戦では、試合後にゲームキャプテンの金英権(Young-Gwon Kim、キム・ヨングォン)が、観衆6万3000人の歓声がうるさすぎて選手同士でコミュニケーションが取れなかったと不満を漏らし、大きな問題になった。金の発言はファンの怒りと軽蔑を呼び、ソーシャルメディアでは、チケットを早い時期から販売し、声でチームをサポートしてほしいと呼びかけていたのは大韓サッカー協会(KFA)だという批判も起きた。

 金はタシケントへ出発する前にも、動揺した様子で発言を謝罪しており、「難しい試合だったと言いたかっただけで、悪意はありませんでした。不快に感じ、お怒りになっている方がいらっしゃれば、謝罪したいと思います」とコメントした。

 しかし、タシケントではイラン戦に勝るとも劣らない大声援を覚悟しなくてはならない。3万4000人収容のスタジアムはすでにチケットが完売し、熱狂的なウズベキスタンのサポーターが母国の勝利とW杯初出場に向け、チームを後押しすることが予想される。
【翻訳編集】AFPBB News