東京国立博物館で9月5日から開催される『マジカル・アジア』の展示物の一つが「これ保存しようと思った学芸員すげぇ」「うわぁ…」などなど話題になっています。

『マジカル・アジア』は東洋館の作品を紹介する企画『博物館でアジアの旅』の今年のテーマ。アジア各地の魔除けや呪いなど目に見えない不思議なパワーにまつわる作品が展示されるのですが……。

【さらに詳しい元の記事はこちら】

話題になっているのはその中の「呪咀人形」。明治10年(1877)に東京・上野公園で発見され東京国立博物館が所蔵している物です。銀杏の樹に打ち付けられていた呪いのわら人形だといい、強い恨みの念が……?日本伝統の呪いの人形ですが、実際使われた物、しかも「わら人形」の展示は珍しいこともあり多くの人の興味をひいたようです。なお、展示は東洋館13室で行われます。

同企画では他にも、エジプト考古庁寄贈の「パシェリエンプタハのミイラ」(東洋館3室)を、“復活のマジックを成就させるため、肉体をミイラにした”として展示。また、邪視を遠ざける効果があると信じられていた「眼の偶像」(東洋館3室)に、キョンシーを退治する道具としてアラフォー以上の世代に有名な「銭剣」(東洋館13室)、さらにパプアニューギニアの19〜20世紀の物だという首長の頭蓋骨を使って生前の姿を再現した「肖像頭蓋骨」(東洋館13室)という濃厚ラインナップで展開されます。




「マジカル」というと言葉の響きから、ライトで夢の国的なファンタジーな物を連想してしまいますが……学芸員の手にかかるとこうなるのか……。思わず黙り込まずにはいられません。とはいえ、ネットでは興味津々な人が多いよう。

開催は2017年9月5日(火)〜10月15日(日)までの約1月半行われます。観覧料は一般620円、大学生410円、高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料です。

東京国立博物館が放つIt’s magicalな世界。これからちょうど、芸術の秋にも突入する頃合い。東京国立博物館が立地する上野公園のお散歩がてら訪れてみてはいかがでしょうか。

(宮崎美和子 / 記事化協力・画像提供:東京国立博物館)