トランプ米大統領が、米韓自由貿易協定(FTA)の破棄を検討していると、複数の米メディアが報じている。

米ワシントン・ポスト紙によれば、トランプ氏が政権幹部に米韓FTAの破棄の準備を指示し、早ければ今週にも正式な破棄手続きが始まる可能性があるという。

政権内にも反対論

トランプ氏はかねてから、米韓FTAが不公平な取り決めであると主張。米国の280億ドル近い対韓国貿易赤字を生み出していると批判しており、メディアとのインタビューでも破棄を示唆していた。

ただ、米商工会議所をはじめ産業界や議会には米韓FTAの破棄に反対する意見が多く、政権内でもコーン国家経済会議議長やマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、マティス国防長官らが破棄に反対しているとされる。

トランプ政権が米韓FTAの破棄に向けて動き出せば、北朝鮮の核問題への対応で米韓に足並みの乱れが出るのは必至だ。