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○シンプルだけど遊び心も忘れない

いつの頃からか、シンプルな服が好きになった。汚部屋から脱出し"捨て変態"となり、シンプルイズベストを合い言葉に、部屋の無駄をどんどんそぎ落としていくようになって、それはいつしか部屋の中だけでなくファッションにも影響を及ぼすようにもなったらしい。

それまで好きだった柄物も、今では時折うるさく感じてしまうこともあり、自然と手に取るようになったのは無地で色も白か生成り、グレーや黒など、着ていても気持ちがフラットな状態でいられるものを選ぶようになった。

しかし、「シンプルな服が好き」と言っても、全部が全部シンプルだと私には少し味気なく感じてしまうのも事実。シンプルだけど、その中でちょっとだけ遊び心を感じるような服がクローゼットに数着かかっていると、毎日の服選びが楽しくなる。そんな私のクローゼットの中で、「シンプルだけど遊び心満載な服」の代表が、この「ミナペルホネン laboratoryシャツドレス」かもしれない。

○さりげないデザインと着心地の良さと使いやすさと

最初にミナペルホネンでこのシャツドレスを見つけた時、正直少し驚いた。私の中でミナペルホネンと言えば、「シーズンごとに素敵な図案の刺繍やプリントが施された洋服が発表されるブランド」だったので、こういった無地のシャツドレスがあったことに驚いてしまったのだ。

このシャツドレスは、胸元にブランドのアイコンのひとつである蝶々の刺繍があしらわれている以外、何の装飾もされていない。けれど、たくさんのギャザーが作り出すシルエットは、他のシャツドレスにはない非常に躍動感を感じさせるデザインで、着ていて心がわくわくする。

また素材も、適度なハリ感は残しつつも、着ていく内に段々とやわらかさが増していくコットンなので、とても着心地が良く、シワも目立ちにくいので、ガシガシ着ても大丈夫なのがありがたい。

2017年の夏、私が住む仙台では天候に恵まれない日が多く、肌寒い毎日が続いた。私は今まで、このドレスワンピースをロングシャツとしてパンツと合わせて着ることが多かったけれど、この夏はちょっとした羽織もののように着てみることにした。すると、それはそれでかわいくて、おかげで憂鬱な天気も少し楽しく過ごすことができた。一着でいろいろな着方が楽しめるのも、このドレスワンピースの魅力のひとつかもしれない。そう実感した夏だった。

○著者プロフィール: ゆるりまい

1985年生まれ。仙台市在住。漫画家、イラストレーター。

夫、母、息子の人間4人 +猫4匹ぐらし。

生まれ育った汚家の反動で、現在ものの少ない暮らし街道爆進中。

ものを捨てることが三度の飯より大好きな捨て変態。

そんな日常を描いた『わたしのウチには、なんにもない。』(KADOKAWA)は2016年、夏帆主演で連続ドラマ化された。

現在cakesにて「ゆるりまいにち猫日和」、赤すぐにて「赤すぐみんなの体験記」を連載中。