アーユルヴェーダにはどんなヘアケア方法があるの?

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アーユルヴェーダと聞くと、エステサロンなどに行って施術してもらう体や顔のオイルマッサージのイメージや、暖かい石を体にのせて心身ともにリラックスできる、特別なことのようにイメージする人も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?

そもそもアーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダは、古代より5000年以上の歴史があるインド・スリランカの伝統医療で、中国医療とならぶ、世界3大医療の一つです。

生気・生命を表すアーユスと、知識・学を意味するヴェーダの複合語で、「生命の知識、生命科学」を表しています。

病気を治療する西洋医学とは異なり、病気になりにくい体をつくり、病気を予防することに重点を置いており、アーユルヴェーダは世界保健機構(WHO)から、中医学とともに、予防医学として認定を受けています。

具体的にはどんなヘアケア方法があるの?

アーユルヴェーダのヘアケアには、白髪染めとして知られている「ヘナ」があります。

インドでは、ヘナは万能な薬草としても使われているハーブです。

ヘナで、頭皮や髪の毛を20分くらいパックして洗い流すことで、頭皮や毛髪の汚れを取り除き、トリートメントする効果があります。

ヘナとその効果

ヘナには、ローソンとタンニン酸という赤色色素が含まれています。

これらの色素が、髪のキューティクルの隙間から浸透し、毛髪の主成分であるケラチンというタンパク質に絡みつき、髪が染まります。

ヘナがタンパク質と結合する際に、毛の表皮に薄い膜が形成されることで、キューティクルを保護する作用があります。

キューティクルが整うことで、紫外線やたばこの煙などの外的刺激から、髪や頭皮をしっかり守る働きをします。

ヘナには色の種類が複数あり、色を調節して配合することで、染め上がりの色が変わってきます。

白髪染めとして使うことはもちろんできますし、髪を染めずにトリートメントのみすることもできます。

ヘナは、頭皮に優しく作用して頭皮の毛穴を綺麗にし、余分な油を取りみずみずしい状態に導く効果がありますので、ふけやかゆみを抑えてくれることもあります。

市販の合成シャンプーでは落ちにくい汚れを取り除き、髪の毛を補修する効果があるので、数回の使用で髪にハリやコシが出ます。

一般の白髪染めが合わない方は試す価値ありです!