長い夏休みが終わり、2学期が始まる9月。学校に行くことに対して、強い苦しみを覚える子どもたちがいます。

クラスになじめない、勉強についていけない…理由はさまざまです。

その苦しみは他人には想像しがたく、時に「死にたい」とまで思い詰めてしまうこともあるほどです。

若い命を守るために、毎年8月の終わりごろから、SNSなどでこういった呼びかけがされます。

「つらいなら、学校に行かなくてもいいんだよ」

「図書館や、動物園に逃げておいで」

しかし、この言葉に「微妙な違和感がある」と考えていたNikov(@NyoVh7fiap)さん。

その違和感の理由を、Twitterに投稿しました。

逃げた後の責任を誰が取ってくれるのか、子どもは想像できない。

社会が逃げる場所を作ってあげ、大人が逃がしてあげるのが正解だと思う。

追い詰められた子どもは、「学校に行かなくてもいいんだよ」と声をかけられても、「そうか、行くのをやめよう」と判断することすらできなくなっているのです。

「ここに逃げ場があるよ」と示されても、心が疲弊しきっていたら、そちらへ向かうという選択を取ることなどできるはずもありません。

大人が「ここに逃げて、少し休もう」と導いてあげる必要があるはずです。

厚生労働省の発表によると、2016年の19歳以下の自殺者数は493人。さまざまな理由や背景が複合的に自殺の動機となりますが、中でも多いものとして「家庭問題」「健康問題」のほか「学校問題」が動機として最多で、151人にもおよびました。

悩みを家族にも、学校でも打ち明けられずにいる子どもたちをどのように救うのか…。

責任を親や学校だけに求めるのではなく、社会全体で子どもを守る仕組みを早急に作る必要があるのでしょう。

Nicovさんの投稿に対して、多くの人がコメントを寄せています。

学校へ行けない子にも、優しい社会にならなくては…。その場しのぎの逃げ場だけでは解決にならない。その先も考えてあげないと。きっと政治の力も必要だろう。

このような意見のやり取りが、もっと広く社会で行われることが求められます。

[文・構成/grape編集部]