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もくじ

どんなクルマ?
ー あたらしいことづくし ワンランク上へ

どんな感じ?
ー ひとこと「物腰のよさ」につきる

「買い」か?
ー 市街地のみならターボ それ以外なら1.0も

どんなクルマ?

あたらしいことづくし ワンランク上へ

今回試乗した75psの自然吸気エンジンは、6代目となったポロの自然吸気ユニットのなかではもっともパワフル。この下に65psの自然吸気ユニットが控え、この上に2種類のターボガソリン(90psと115ps)が備える。英国仕様の場合、5速マニュアルを基本する。

新型ポロはゴルフやティグアン、アウディTTなど幅広く転用できるMQBプラットフォームを採用。自動エマージェンシーブレーキや死角アシスト、リアのトラフィックアラートなど、電子制御のシステムをふんだんに取り入れられるというメリットもMQBテクノロジーに含まれている。

共用プラットフォームはポロを81mm長くさせているが、間延びしているように見えないのは、ホイールベースが92mm延長されているからだ。

同時に全幅も大きくなっており、これは室内スペースの拡大に一役買っている。いっぽう、車体は50kg重たくなっているものの、安定性や装備の充実化などを考えれば妥当といったところ。

フロント部分に目をやると、グリルとヘッドライトが現代のフォルクスワーゲンらしさを演出している。水平のグリルは、ボデイサイド、それからリアまで伸びる。

2トーンの(セラミック地にブラックを組みあわせる)ダッシュボードには、サテンと明るい色のパネルを組みあわせることもできる。もちろん地味なタイプを選ぶことも可能だ(従来のユーザーにはこちらのほうがいいかも)。

どんな感じ?

ひとこと「物腰のよさ」につきる

ロードノイズや風切り音は巧みにボリュームダウンしているうえ、パワートレインも静か。ドアノブを引っぱる瞬間でさえ、上質なプロダクトだと感じさせられる。

また小さな自然吸気を扱う楽しみもある。ターボチャージャーを組みこむユニットとくらべると、気持ちよく回る。たとえトルクで負けていても、いやな気分はしない。

実際、0-100km/hタイムも14.9秒をマーク。ギアを適宜合わせてやれば、機敏に走らせられる。したがって長距離の移動も苦にならない。

シャシーの懐の深さと、全体としての「物腰のよさ」のおかげで、多くのひとが好意を抱くに違いない。

たしかに楽しさは、ほかのライバルが上回っているものの、もはやポロは、その領域で戦っていないようにも思えてくる。

「買い」か?

市街地のみならターボ それ以外なら1.0も

ターボチャージャー付きのモデルと比較しても、£550(7万8000円)という値段の差以上の大きな違いは無いようだ。

1リットルあたりターボ付きは39.2km、自然吸気エンジンは36.8km走る。CO2の排出量はターボ付きが103g/kmなのに対し、自然吸気モデルは110g/km。あまり大きい差だと感じない。

ターボのほうが、回せば回すほど燃費が悪くなることだって考えられる。

市街地のみで使うというのならばターボを推すが、それ以外の使い方をするのであれば、こちらの自然吸気も十分に競争力があると感じた。

フォルクスワーゲン・ポロ1.0 75ps

■価格 約£14,900(212万円) 
■全長×全幅×全高 - 
■最高速度 171km/h 
■0-100km/h加速 14.9秒 
■燃費 20.9km/ℓ 
■CO2排出量 110g/km 
■乾燥重量 1105kg 
■エンジン 直列3気筒999ccガソリン 
■最高出力 75ps/6200rpm 
■最大トルク 9.7kg-m/3000-4300rpm 
■ギアボックス 5速マニュアル