3日、北朝鮮が6回目の核実験を強行し、国営メディアが「実験は成功した」と伝えた。対応が不透明な米国に揺さぶりをかけている。写真は平壤。

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2017年9月3日午前11時30分(北京時間)、北朝鮮国内の北緯41.35度、東経129.11度の地点でマグニチュード6.3クラス、震源深さ0キロメートルの地震が発生したことを中国地震網が観測した。中国誌・財経雑誌が伝えた。

その後、北朝鮮の国営テレビ放送・朝鮮中央テレビは「重大報道」として、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の指示の下で水爆実験が行われ、実験は成功し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に核弾頭が搭載可能になったと報じた。

北朝鮮が国際社会の反対を押して再び核実験を強行したことについて、中国外交部は3日、「断固反対し、強く非難する」との声明を発表した。

今回の6回目の核実験で、北朝鮮に対する各国の輸出禁止など制裁を強化することでは北朝鮮の暴挙を食い止めることや核攻撃能力を抑制することは難しいことが明らかになったと記事は指摘。

北朝鮮が米国を直接攻撃する能力を持つのは時間の問題となっているが、米国は国内で意見がまとまっておらず、日韓も意見の相違が生じており、トランプ大統領が適切に対応できていないことが問題の不確実さを大きくさせている。

吉林大学東北アジア研究院朝鮮・韓国研究所の張慧智(ジャン・フイジー)所長は、北朝鮮は自分たちの実力を十分理解しており、軽率な挑発行為はしないとし、トランプ大統領の予測不可能さだけが現時点での不安要素だと指摘する。

トランプ政権から更迭された腹心のスティーブン・バノン首席戦略官はホワイトハウスを去る前の取材に、開戦30分でソウルにいる1000万人が通常兵器で犠牲になるという難題を一部でも解決しない限り、軍事的な解決は最も選んではならない選択肢だと話していたという。(翻訳・編集/岡田)