始業前にサクッと数万円の小遣い稼ぎ「板トレ」ってなんだ?

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 短い時間でコツコツと小さな利益を積み重ねる、サラリーマンにぴったりの投資手法が注目を集めている。始業前に小遣い稼ぎができる「板トレ」の奥義を紹介!

 一日わずか10分間の投資で、月100万円の利益――。こんな夢のような手法が今、注目を集めている。元証券ディーラーで、こころトレード研究所長の坂本慎太郎氏が提唱する「板読みトレード」だ。

「株の『板』を見て取引するトレードで、私がディーラー時代から実践していた手法です。もともと個人投資家はあまり板を見ない傾向がありますが、板にはチャートよりも早く有力な売買サインが表れるので使わないのはもったいない。うまく活用すれば、リスクを抑えてコツコツと小さな利益を積み上げることができるんです」

◆始業前にサクッと数万円の小遣い稼ぎ

 坂本氏が推しまくるこの「板」とは何か。板は取引所に集まっている売買注文を銘柄ごとに表示した画面のことで、何円の株価に何株の買い注文や売り注文が入っているかが一目でわかるようになっている。証券会社の銘柄ページでも表示されているので、株式投資をする人なら誰もが目にしたことはあるだろう。

 この板を使ったトレードの醍醐味は、一日わずか10分という短い取引時間にある。実際には、寄付(よりつき、市場がオープンする午前9時)から10分間。一般的なデイトレードは日中働いているサラリーマンには無理だが「板トレ」なら始業前にサクッと稼いで取引を終えることが可能なのだ。

「この時間帯は参加者が少ないなどの理由から値幅が出やすく、銘柄を選べば短時間で効率良く稼げます」

 ただし、数円から数十円のわずかな値幅で利益確定するので、1回の取引で大きな利益が見込めるトレードではない。1銘柄を1000株取引して1万〜2万円の利益を狙うイメージで、一日に3〜5銘柄取引すれば5万円程度の利益は見込める。これが20営業日続けられれば100万円も夢ではないということだ。

「朝から小遣いをゲットできると一日を気分良くすごせるものです」

 この板トレードを実践するには、下準備が必要だ。まず、「フル板情報」が見られるネット証券の取引ツールをダウンロードしておく。板情報そのものはウェブサイトやスマホの取引アプリでも見られるが、多くは売り板と買い板が10本ずつぐらいしか見られないので、すべての注文情報が確認できるフル板を見られるツールを用意しておこう。

◆事前に銘柄抽出。準備は8時半から

 次に、投資候補銘柄を選び出して、ツールにリスト化して登録しておく。寄付の10分間で結果を出すにはどんな銘柄でもいいわけではなく、ある程度の値幅が狙えて取引量が十分ある銘柄であることが必要だ。ただし、取引が多すぎて板を追うのが難しい超大型株や、変動が大きすぎる銘柄は難易度が高いので除外しておこう。

 具体的には、…饗膩審堯TOPIX100銘柄)を除外/⊇侏莵發1000単元以上/3価が5000円以上/こ価の変動が大きすぎる銘柄を除外/ッ余紊りしているセクター(業種)という5つの条件となる。ツールのスクリーニング機能などを使って抽出し、リスト化しておこう。200銘柄ほど用意するのが理想だという。

 毎朝の投資は、この登録銘柄の板に目を通し、板トレードに適した「強い板」を探すことからスタートする。売買注文は市場が開く前からどんどん入っているので、それを順にチェックしていこう。右側下部分の買い気配に注文がずらりと並び、左側上部分の売り気配がスカスカの板が「強い板」だ。候補銘柄が200あっても、そのうちトレードに適した強い板は3〜5銘柄程度しか見つからないのが普通というが、その日の「お宝」なのだから仕方ない。