小惑星の衝突により、ほとんどの生物が死滅したと推定される(Getty Images)

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 地球の歴史がどんなものだったのか、謎に包まれている部分は多い。アメリカ大気研究センター(US National Center for Atmospheric Research/NCAR)は研究の結果、6600万年前に地球は小惑星との衝突によって2年間の長い暗黒の時期があり、地球上の生き物の4分の3が絶滅したと推定している。

 研究チームは、コンピューターで白亜紀の終わりの頃の地球を描き、直径10キロメートルの小惑星がユカタン半島(現在のメキシコ最南東の半島)を直撃した当時の様子を再現。衝突による被害は甚大で、火山の爆発、地震、津波をもたらし、地球は火の海と化したと結論づけた。

 さらに、衝撃により舞い上がった粉塵が太陽の光を遮ったため、植物や多くの海洋生物も死滅。この頃、恐竜のほとんどが絶滅したとされている。

 研究チームを率いるチャールズ・バーディーン(Charles Bardeen)氏は、当時、土の中に逃げた動物や、一部の海の中にいる生き物は一時的に絶滅を免れた可能性があると指摘。今後は、衝突後に発生したと考えられる煤煙がもたらした長期にわたる影響、また、それが生き延びた動物にどのような影響をもたらしたのかについて、さらに研究を続けると話している。

(翻訳編集・豊山)