『キスマイBUSAIKU!?』リニューアルで深夜へ V6 三宅健の言葉から番組の魅力を改めて考える

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 Kis-My-Ft2の冠バラエティ番組『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系) がリニューアルすることが発表された。公式Twitterでは「10月から木曜深夜にお引っ越しします! タイトルも『キスマイ超(スーパー)ブサイク!?』となってより刺激的でオトナなテーマに挑戦!新企画も始動!」とツイートされている。 パワーアップするのはうれしいことだが、 深夜がどのくらいの時間帯なのか、放送エリアはどうなるのか、そしてオトナなテーマとは? 新企画とは? とファンは一喜一憂。続報が待たれている状態だ。

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 『キスマイBUSAIKU!?』が生まれたきっかけは、 検索エンジンに「キスマイ ブサイク」と入力すると多くのページがヒットしてしまったこと。従来のアイドルなら触れない、その部分を逆手にとり、Kis-My-Ft2のメンバーが「ブサイク」と言われないように、カッコいい姿をセルフプロデュースする番組が誕生した。初めて放送されたのは、2012年。Kis-My-Ft2がデビューしたのは2011年8月なので、まさに売り出し中のフレッシュな時期だ。こんな大胆な番組をするなんて、まさに前代未聞の挑戦だったように思う。

 何より新しかったのは、キスマイファンではない一般女性が辛辣に斬っていくさまだ。今でこそテレビ番組を見て視聴者がSNSでコメントをつぶやく実況スタイルは、ひとつの楽しみ方として確立したように思うが、それをテレビ番組自らやってのけるというのが新鮮だった。また、その内容は切れ味バツグン。

 適度な毒っ気は予定調和にない笑いを生み、メンバーも耳の痛いツッコミを「勉強になる」 と前向きに捉えることから、「もっと成長してほしい」と願うファンも納得の内容だったりする。そのバランスが、この番組のうまいところだった。

 「最近、自分たちのことカッコいいと思ってない?」8月7日放送回のゲストV6の三宅健が登場してこんなセリフを放った。三宅は、この番組の第1回から放送を楽しみにしているファン。自身がパーソナリティを務めるラジオ『三宅健のラヂオ』(bayfm)でも話題にしていたほどだ。そんな三宅が満を持して登場すると、一般女性のツッコミよりも激しい意見をぶちまけたのだ。“もっとモテたいってカッコよく見られたいって、がむしゃらだったはず。最近小手先になってない?”それは、多くの視聴者の声を代弁するものようなものでもあった。

 もしかしたらメンバーにとっては、大きなジレンマを生む愛のムチだったかもしれない。 三宅も8月21日のラジオで「あれはデビュー当時だからそんなにテレビにも慣れて無くて、 みんなシャカリキにどうしたら良いかなんて事を試行錯誤しながらやってる感じがとってもよかった」と続けていた。テレビに慣れることは、彼らが成長した証でもある。芸能人として、アイドルとして、着実に歩みを進められてこそ、多くの番組に出ることができ、テレビの仕事に慣れていくのだから。

 しかし、三宅が言うように「あの番組では、あくまでキスマイ“ブサイク”であって欲しいと私は思います」というのは、この番組を楽しみにしている視聴者も同じだろう。彼らがもっとカッコよくなるためには、今の状態を常に“ブサイク”だと捉え続けることが必要なのだ。

 よくよく考えれば「ブサイク」と真正面から斬られるアイドルなんて、もはやキスマイにしかできない芸風といいってもいい。より刺激的なオトナなテーマも悪くないが、今こそアイドルとしての原点、擦れていないピュアさが求められる胸キュンテーマに挑んでくれないだろうか。そのときは「小手先すぎww」などというツッコミが殺到するかもしれない。そんな状況を笑えてこそ、『キスマイBUSAIKU!?』いや、『キスマイ超(スーパー)ブサイク!?』 の成功といえるのだろう。リニューアルを迎えて、超ブサイクな姿を惜しげもなく披露し、私たちを楽しませてくれる超カッコいいKis-My-Ft2の活躍を期待している。(佐藤結衣)