転職面接時に流行り言葉を使っていませんか?

写真拡大

なぜ流行り言葉の安易な使用が
誤解を招いてしまうのか?

 仕事や働き方に関する流行り言葉があります。それらを使うと状況や考えを簡単に説明できるような気がするのか、転職活動でも使う人を見かけます。しかし、少なくとも面接や人材紹介会社との面談で軽々しく使うのは考えものです。

 ひところ、転職希望者から希望条件としてよく耳にした言葉が「ワークライフバランス」です。

「ワークライフバランスを重視したい」と言われれば、私たちコンサルタントは「この人は家庭生活重視で、できる限り定時で帰りたい人なのだろう」と受け止めます。したがって人材紹介会社が紹介するのもそうした「本人の希望」に沿った仕事になりますが、話を詳しく伺っていくと、実際の希望とはまったく異なっていることがあるのです。

 例えば、こんなケースがありました。

「ワークライフバランスを回復したいので転職を希望しています。今の職場は日々帰宅する時間がほとんど終電で、土曜出社もほぼ毎週あります。仕事は好きなのですが、さすがに人間らしい生活がしたくて……」

「大変なんですね。では、何時頃に帰りたいですか?」

「夜の8時〜9時に退社できればありがたいです。土曜出社が頻繁にあるのは困りますが、たまになら構いません」

 それは異常にハードな今の職場環境の現状を是正したいのであって、「ワークライフバランスの回復」という表現は正確ではないでしょう。「誤解を招くのでそういう希望の伝え方はしないほうがいいですよ」とアドバイスしましたが、こうしたケースは一度や二度ではありません。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)