31日、米国の科学者らが、約600年前に現在の韓国で観測された天体現象の正体を明らかにすることに成功、韓国・朝鮮日報がこれについて「朝鮮時代の天文学の優秀性が改めて証明された」と報じた。資料写真。

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2017年8月31日、米国の科学者らが、約600年前に現在の韓国で観測された天体現象の正体を明らかにすることに成功、韓国・朝鮮日報がこれについて「朝鮮時代の天文学の優秀性が改めて証明された」と報じた。

米国自然史博物館のマイケル・シャラ博士の研究チームは30日、英科学誌『ネイチャー』に「韓国の天文学者らが1437年3月11日に観測した明るい星が、さそり座で起きた新星現象であったことが明らかになった」と発表した。「新星」は、周辺にある星から水素を吸収し核融合反応を起こして強い光を発する現象で、程度がより強い場合は「超新星」と呼ばれる。

朝鮮時代にまとめられた『世宗実録地理誌』には、「客星は初めに尾宿(ミス。さそり座を指す)の2番目と3番目の星の間に現れたが、3番目の星との間隔は半尺ほどだった。およそ14日間現れた」と記録されている。「客星」は東洋の伝統天文学で「これまでにない星が突然現れた現象」を指す言葉だ。

今回シャラ博士は、1920〜30年代に米ハーバード天文台がペルーで撮影した客星に関わる天文写真を分析し、1437年に客星が出現したとされる同じ場所で、1934年に再び新星現象が起きていたことを突き止めた。韓国天文研究院のキム・サンチョル博士は「朝鮮の優れた天文観測能力とハーバード大の現代天文学の出会いにより、新星周期に対する新事実が突き止められた」と話した。

これには韓国のネットユーザーからも「朝鮮王朝は記録オタクと思えるほど記録をしっかり残した」など称賛のコメントが寄せられているが、一方で「当時の記録にあった天体が何なのか明らかにしてくれた米国の方がすごい」「これまでご先祖様の素晴らしい記録物をろくに分析できずに、米国人が証明するまで放っておいた理由は何?」「韓国の優秀性はいつも米国や日本、欧州が見付けてくれる。韓国人は被害者意識が強いせいで先祖がどれほど光り輝く文明を持っていたのか気付いていない」など複雑な感情のうかがえるコメントも多い。

その他にも、韓国の現在と過去を比べて「朝鮮の朱子学中心の世界観や技術の冷遇さえなかったら、韓国は世界超一流の科学強国になっていたことだろう」「さすがヘル朝鮮(地獄のような韓国)とかつての朝鮮王朝は違う」との嘆き節が寄せられ、当時の記録が漢字であったことに触れ「記録を読めるようになるには漢文教育をしなきゃ」と指摘するユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)