丸橋祐介、“27歳初陣”で見事な活躍! C大阪を初のルヴァン杯ベスト4に導く

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「恥ずかしかったけど、うれしかったです。なかなか経験できないことなので」

 うれしいバースデーソングが埼玉スタジアム2002の一角に響き渡る。前日に27歳の誕生日を迎えたばかりの丸橋祐介が、この日の主役だった。

 10分に得たCKからマテイ・ヨニッチのゴールをお膳立てすると、44分にはFKを自らゴール右隅に蹴り込む。後半に浦和レッズの猛攻に遭い、2失点を喫したが、それでも逆転を許すことなく2−2の引き分け。アウェイゴールの差で、セレッソ大阪が準決勝進出を決めた。

 第1戦から7人と大幅にメンバーを変えてきたC大阪だったが、やり方は変わらなかった。中盤で素早く体を寄せてボール奪取すると、縦に早い攻撃を仕掛ける。そしてファウルで得たCKから先制点が生まれた。丸橋が蹴ったボールを、ゴール前の山村和也がヘディングで後ろにそらせると、ファーに走り込んできたヨニッチが頭で決めた。

 さらに44分、斧澤隼輝が仕掛けて得たFKの場面。「距離的にも近過ぎず、遠過ぎず、僕的にはいい位置だったので、蹴らしてもらった」と丸橋の左足から放たれてたボールは、浦和GK西川周作の伸ばした手をかすめてゴール右隅に突き刺さった。

「うまくいいところに飛んでくれて入って良かったです。狙いどおりに入りました(笑)。セットプレーでしっかりと点を取ってきているので、自信はありましたし、それがうまく得点につながって良かった」。

 2点のアウェイゴールを奪い余裕を持って折り返したはずだったが、後半は浦和の猛攻を受ける形に。「後半に入ってちょっと押し込まれる場面が多かった」と後半開始早々にカウンターから失点すると、71分にはCKから失点。「もうちょっと一人ひとりが(体を)寄せれれば防げた失点だったかな」と悔しがった。

 65分に福満隆貴を投入すると、5バックにして徹底的に守りを固めたC大阪。後半だけで12本のシュートを浴びたが、意地でも3点目は許さなかった。

 試合終了から約30分後、準決勝の相手がガンバ大阪に決まった。ここから先はC大阪にとって未知の世界だが、杞憂はない。「クラブとして初のベスト4なので、やはりすごいことだと思うのですが、ここまで来たからにはしっかりと決勝まで行って優勝できるようにやりたい」。