[9.3 ルヴァン杯準々決勝第2戦 浦和2-2C大阪 埼玉]

 ルヴァン杯は3日に準々決勝第2戦を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズとセレッソ大阪が対戦。試合は前半にC大阪が2点をリードしたものの、後半に浦和が2点を返して2-2のドロー決着。2試合合計2-2となり、アウェーゴールの差で上回ったC大阪が初のベスト4進出を決めた。

 8月30日にC大阪のホームで行われた第1戦を0-0のドローで終えて迎えた第2戦。ホームの浦和は第1戦から先発7人を入れ替え、FW興梠慎三、FWラファエル・シルバ、MF菊池大介、MF阿部勇樹、MF長澤和輝、MF平川忠亮、DF橋岡大樹らを先発起用。一方、アウェーのC大阪も先発7人を入れ替え、FW柿谷曜一朗、MF山村和也、MF水沼宏太、DF山下達也、DFマテイ・ヨニッチ、DF丸橋祐介、DF松田陸らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半7分にゴールを脅かしたのは浦和だった。自陣からDF遠藤航が蹴り出したピンポイントのロングパスに反応してPA内に走り込んだFW興梠慎三が右足ダイレクトで合わせたが、GK丹野研太に弾き出されてネットを揺らすには至らず。すると、同10分にC大阪がセットプレーから先制に成功する。丸橋が蹴り出したCKをニアサイドの山村がすらすと、ファーサイドに走り込んだヨニッチがダイビングヘッドで押し込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った浦和は前半22分、長澤のパスを受けたMF矢島慎也がミドルシュートを枠内に飛ばしたが、丹野の守備範囲に飛んでしまう。その後も浦和がボールを保持する時間こそ長いものの、C大阪守備を崩し切るには至らず。すると同44分、MF斧澤隼輝が遠藤に倒されてC大阪がゴール正面でFKを得ると、キッカーを務めた丸橋が鮮やかな軌道を描く直接FKでネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

 2-0とC大阪がリードしたまま後半を迎えると、浦和は矢島に代えてFW武藤雄樹、橋岡に代えてDF森脇良太を投入。すると同3分、右サイドから送った平川のクロスを武藤が巧みにヘディングで合わせてネットに突き刺し、浦和が1点差に詰め寄る。さらに同5分にはGK西川周作のゴールキックを受けたR・シルバが長澤へとつなぎ、長澤のパスをPA内でフリーで受けた平川が決定機を迎えるも、左足シュートは丹野に片手で弾き出されて同点ゴールとはならず。

 1点差に詰め寄られたC大阪は後半9分、山下に代えてMFソウザをピッチへと送り込み、システムを5-4-1に代えてトップ下でプレーしていた山村、ボランチでプレーしていたMF木本恭生が最終ラインに下がった。さらに同20分には斧澤に代えてMF福満隆貴を投入する。その後も、まずは同点ゴールを狙う浦和が一方的に押し込む展開となるが、同24分にゴール前でこぼれ球に反応したR・シルバの決定的なシュートは山村にブロックされてしまう。

 だが、そのプレーで浦和がCKを得ると、田村に代わって投入されたFW高木俊幸が蹴り出したCKを興梠がヘディングで合わせてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。しかし、2戦合計で2-2となったものの、アウェーゴールでC大阪が上回っており、浦和が勝ち上がるにはあと1点が必要な状況。その後も勝ち越しを狙う浦和が猛攻を掛けるが、同37分に左サイドから切れ込んだ高木のシュートが丹野の好セーブに遭うなど最後まで逆転ゴールは生まれず。

 試合は2-2のまま終了のホイッスルが吹かれ、2試合合計2-2となったが、アウェーゴールで上回ったC大阪が初のベスト4進出を決め、前回王者の浦和は準々決勝で姿を消すことになった。なお、C大阪は準決勝でG大阪対神戸の勝者と対戦する。

(取材・文 折戸岳彦)


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