アーセナル司令塔エジル チーム批判のOBに反論「話すのを止めてサポートを」

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開幕3試合で1勝2敗、伝説的なストライカーのライト氏からは苦言

 アーセナルはプレミアリーグ開幕3試合で早くも2敗(1勝)を喫するなど、シーズンのスタートで躓いた。

 ファンのみならず、クラブの伝説的なOB選手からも批判を受ける始末となっているが、司令塔のドイツ代表MFメスト・エジルは自身のSNSを通じて、「話すのを止めてサポートを始めてくれ」と反論した。

 伝説的なストライカー、イアン・ライト氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」の番組内で、アーセナルの不調ぶりについてこんなコメントを残している。

「今の彼(アーセン・ベンゲル)は、モハメド・アリ対ラリー・ホームズの試合を見ているようだ。史上最高のボクサーであり、モハメド・アリが袋叩きにあっているのを見たらゾッとしたし、不快だった。見ていたくないだろう。これと同じことがアーセン・ベンゲルに起きている。誰も彼のためにタオルは投げないだろう」

 ライト氏はボクシングに例え、アーセン・ベンゲル監督率いるアーセナルに苦言。同氏のコメントをはじめとした逆風が吹き荒れるなかで、アーセナル攻撃陣の柱であるエジルは自身のFacebookを更新した。

「過去10年で最悪のチーム」という声に…

「ここ何日かDFB(ドイツ)のチームメイトと話して言われたのは、今のアーセナルはどうなっているんだということ。彼らは、現在の危機についてメディアや解説者、元選手のコメントを毎日読んでいるというんだ。彼らはここ数年、もしかしたら過去10年で最悪のチームかもしれないと言っている」

 スタートダッシュに失敗したチームには直近10年で最もひどい出来という声に対し、エジルは「僕らは(エジルが加入してから)4年間でたくさんのことを成し遂げた。13回のFAカップ優勝のうちの3回を勝ち獲った。残りの10回は75年かけて獲ったものだ。これ以外にもコミュニティーシールドで3回優勝した。4年で6個のタイトルは大したものだ」と必死の反論を展開している。

 さらに、エジルはチームを批判するOBに対してこんな要求をしている。

「ロンドンで過ごしている間、個人的には批判を受け入れなければならなかった。(年俸が)高額すぎる、強欲すぎる、ボディランゲージに問題がある、闘争心に欠ける。こんなことを言われてきた。これらのコメントのうち、いくつかは僕を知らない人たちが言ったもの。別のいくつかは、このクラブで成功した人とそうでない人のどちらも含めた元選手が言ったものだ。サッカー選手は非難を上手く扱っていかなければいけないものだけど、レジェンドにはレジェンドらしく振る舞ってほしいと思う。僕から元ガナーズへ送るアドバイスは、話すのを止めてサポートを始めてくれということだ」

 ベンゲル監督体制22年目のシーズンは荒波のなかの船出となったが、チームのアシストキングは非難を飛ばすクラブOBにさらなるサポートを求めていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images