5R、ローマン(左)が久保にアッパーを浴びる

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 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチが3日、島津アリーナ京都で行われ、久保隼(27=真正)が挑戦者のダニエル・ローマン(27=米国)に9回TKOで敗れ、初防衛に失敗した。

 デビュー26戦目で悲願の世界王者になったローマンは、数年前までロスにある牛丼大手の吉野家で働きながら練習を積んだ苦労人。「久保は素晴らしいボクサーだった。いい試合ができた」と喜んだ。

 1回は王者の長いリーチを警戒し、「中に入れなかった」。回を追うごとに距離感を克服し、的確に右アッパー、フック、ストレートをヒットさせた。途中採点で、3人のジャッジがほぼフルマークの完勝にも「7回にダウンを奪うまで、勝てる確信がなかった」と謙虚に振り返った。

 この日は元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が、弟の和毅と会場で観戦。新王者は、同じ階級の和毅について聞かれると「誰でもやります」と、対戦を歓迎する姿勢を見せた。