▽JリーグYBCルヴァンカップ2017準々決勝第2戦の浦和レッズvsセレッソ大阪が3日に埼玉スタジアム2002で行われ、2-2のドローに終わった。この結果、2戦合計2-2もアウェイゴール数で上回ったC大阪の準決勝進出が決定した。

▽現在J1で8位の浦和と5位のC大阪の対戦。敵地での初戦をゴールレスドローで終えた浦和は、その試合から先発7人を変更。温存していた興梠や阿部、ラファエル・シルバを復帰させ、負傷のマウリシオに代わって、これが公式戦初スタメンの18歳DF橋岡を3バックの一角で起用。対するC大阪も初戦から7人を変更。こちらは山下やマテイ・ヨニッチと最終ラインをレギュラー4人に戻し、山村と柿谷が2トップを組んだ。

▽前から圧力をかけるアウェイチームに対して、フリックを交えたダイレクトプレーでボールを運ぶ浦和がまずは主導権を握る。7分には遠藤のフィードに抜け出した興梠がボックス右から右足を振り抜くが、これはGK丹野の好守に阻まれる。

▽すると、直後の10分にC大阪がセットプレーからゴールをこじ開ける。左CKの場面でキッカーの丸橋がニアを狙ったアウトスウィングのクロスを入れると、これをニアに飛び込んだ山村がDFに競り勝ってフリック。これをファーでフリーのヨニッチがダイビングヘッドで流し込んだ。

▽痛恨のアウェイゴールを献上した浦和はすぐさま反撃を開始。左右のセンターバックの攻撃参加でサイドで数的優位を作って局面の打開を図るが、中央をきっちり締める相手の守備に苦戦。加えて、連係ミスや球際の勝負で劣勢を強いられると、相手のカウンターからあわやという場面を作られる。

▽一方、先制点を奪って思い通りの試合運びを見せるC大阪は34分、カウンターからボックス右の水沼と柿谷がワンツーを試みるが、ここは惜しくオフサイドの判定。それでも、前半終了間際の44分にボックス手前の好位置でFKを得ると、これをキッカーの丸橋が見事な左足のキックでゴール右隅に突き刺し、追加点を奪取。その後、前半アディショナルタイムにも再び好位置で得たFKを今度は右利きの水沼が狙うが、右隅を捉えたシュートはGK西川に阻まれ、前半のうちに試合を決めることはできなかった。

▽迎えた後半、2戦合計で3点のビハインドを追う浦和は橋岡と矢島を代えて、ハーフタイム明けに森脇と武藤を同時投入する2枚替えを敢行。すると、この積極的な交代策が早速ゴールをもたらす。48分、右サイドで興梠から長いパスを受けた平川が鋭いクロスを入れると、これをニアに入り込んだ武藤が巧みに頭を振ってゴール左隅に決めた。畳みかける浦和は50分、ラファエル・シルバのキープから長澤のラストパスを受けたボックス左の平川に決定機も、ここは至近距離からのシュートをGK丹野のビッグセーブに阻まれる。

▽後半に入って防戦一方のC大阪は54分、山下を下げてソウザを投入。この交代で山村を最終ラインに下げて[5-4-1]の守備的な布陣に変更。リードを守りつつカウンターの色合いを強めていく。だが、この交代で守備意識が強まり過ぎたか、ほとんど攻撃に出られず、相手の波状攻撃を許す。

▽1点を返して完全に流れを掴んだ浦和は、その後も興梠やラファエル・シルバらに再三の決定機が訪れるも、あと一歩届かない。この状況を受けて70分、田村を下げて最後の交代カードとして高木を投入。すると71分、ファーストプレーで右CKのキッカーを務めた高木のニアを狙ったボールを興梠が巧みなヘディングでゴール左隅に流し込み、再び堀采配的中でゴールをこじ開ける。

▽この得点で残り20分余りで1ゴールを奪えば逆転できる浦和は、勢いづいて攻め立てる。82分には左サイドから強引にカットインした高木が無回転気味のシュートをファーポストに蹴り込むが、ここはGK丹野のビッグセーブに遭う。さらに試合終了間際には興梠のシュートからラファエル・シルバに決定機も、再び丹野の身体を張ったプレーに阻まれた。

▽ホーム浦和の猛攻実らず、試合はこのまま2-2でタイムアップ。2戦合計2-2もアウェイゴール数で上回ったC大阪が浦和の連覇の夢を打ち砕き、クラブ史上初のベスト4進出を決めた。