一時は優勝に手をかけた武藤俊憲だったが…(撮影:鈴木祥)

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<フジサンケイクラシック 最終日◇3日◇富士桜カントリー倶楽部(7,566ヤード・パー71)>
前日には、「後ろから追いかけるのが好き」と不敵な笑みをこぼしていたベテラン・武藤俊憲。首位と4打差から出たこの日は、ナイスアプローチで前半を凌いでいるうちに、上位陣がスコアを崩し、続々とV争いから脱落。計画通り、背後からするすると浮上した武藤。逆転優勝への準備は整いつつあった。
なんだこのバンカー!?女子ツアーでは香妻が悪夢の“+5”…
イーブンパーで迎えた前半上がりの9番パー4でチップインバーディを奪取。後半でも勢い衰えず、12番パー4でも第2打を寄せてバーディ。
そして、迎えた14番パー4。この日ティグラウンドを前に出し、ワンオンチャレンジホールとされて実測は281ヤード。3番ウッドを手にした武藤が放った打球はピン2メートルにビタリ。イーグルチャンスにつける。これを決めれば一気に5アンダー。優勝に王手をかけられる1打だったが…。
「右にも左にも曲がりそうなラインでした。先に打った(宮里)優作のボールが右に切れたので、ボクのラインも右に切れると思ったんだけど、その迷いで引っかけてしまったのかなぁ(武藤)」
このイーグルチャンスを決めきれず、バーディ止まり。それでも4アンダー単独首位に浮上を果たしたが、結果的にこれが武藤の転換期となった。
続く15番パー5ではこの日2つ目のボギーを叩くと、16番パー3でもボギー。一瞬にして首位の座から陥落してしまう。「スコアボードを見て、小平(智)のビッグスコアを知ったことにも影響を受けたなぁ。(14番をバーディ止まりにしたことで)15番は置きにいくショットになって曲げて、リズムを狂わせて16番も……」。
焦りが百戦錬磨のベテランから集中力を奪った。17番パー5では2オンに成功させるなど、最後まで首位に食らいつこうとしたが、2年ぶりの勝利には2打及ばなかった。
「もうちょっと自分の世界に入ってプレーすればよかったかなぁ、もう優勝から2年以上遠のいていますからね。もっと試合で優勝争いしていないと、今日のような展開で勝つことはできませんね。まぁ、でも今日は今日で上位争いできたことを評価しましょう」。負けて得られたものも大きかったようだ。若手の台頭が著しいが、まだまだ存在感を示したい39歳。ベテランの力でツアーをさらに盛り上げたい。
文/伊藤昇市

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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