米国テキサス州は大型ハリケーン「ハービー」による豪雨で、大規模な洪水被害に見舞われた。

テキサス州最大の都市ヒューストンでは、29日、川のようになった道路で流されかけていた車の中から、市民たちが一致協力して高齢男性を救い出すという出来事があった。

濁流に流されかけていたSUV

そのSUV車を運転していた高齢男性は、突然の水位上昇に気づかなかったのだろう。気がついた時には水が窓の高さにまで迫り、車ごと押し流されそうになっていた。

これを見た周囲の人たちは男性を救おうとした。長いロープがあればいいのだが、なかったようだ。そこで彼らは、手に手を取り合って「人の鎖」を作った。

その様子を撮影したステファニー・エドワード・マタという人が動画をFacebookに投稿し、話題になっている。

↑ 水の浅い安全な場所から人々が手を繋いで救助に向かう。

Stephanie N Edward Mata/Facebook

↑ 濁流の中の車は傾き、流されかけている。人が泳いで次々に先頭に加わり、人の鎖が延びていく。

Stephanie N Edward Mata/Facebook

↑ 車によじ登った人たちが中の男性を助け出している。

男性は無事に救出され、病院に運ばれた。怪我はなかったという。下にあるのが救出後の現場の様子。抱きかかえられて運ばれる男性が映っている。

ツイッターに湧き起こる賞賛の声

この出来事はニュースメディア「ABC 13」でもツイートされ、ネットユーザーたちから賞賛の声が湧き起こっている。

(「ハービー」は多くのものを奪っていった。だが、人間性を奪うことはできない。我々は互いに助け合う人々の姿を多く見た。Thank You)

(見知らぬ人たちがひとつになって協力し合う様子は、感動という以上のものだ)

(人間が好き。99%の人はいざという場面になればいい人になる)

(最善の人間性が現れているわ。美しい)