奇跡的に聴力が回復した男児(画像は『The Sun 2017年9月1日付「SALT AND VINEG-EARDeaf lad miraculously began to hear when his mum opened bag of CRISPS」(SOUTH WEST NEWS SERVICE)』のスクリーンショット)

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低出生体重児として生まれ、健康面で複数の問題を抱えながら生後6週目には聴覚障がいと診断された男児。しかしある日、母親がポテトチップスの小袋を開けた音に反応し、奇跡的にも聴覚が回復した。英メディア『The Sun』や『Gloucestershire Live』が伝えている。

英グロスタシャー州トワイニングに住む2児の母ジェニーさん(37歳)は、息子のリアム君を予定日より8週間早く出産した。わずか1,445gで生まれたリアム君(10歳)は6週間の入院を余儀なくされ、退院時に両内耳の渦巻管が修復不可能なほどダメージを受けているために耳が全く聞こえていないと診断された。

「そんなことを言われたら、親ならば誰でも世界がひっくり返ったかのような衝撃を受けるでしょう」とジェニーさんは当時を振り返っているが、リアム君が1歳の時に不思議なことが起こった。

ジェニーさんがクリスプス(ポテトチップス)を食べようと袋を開けると、それまで眠っていたリアム君が目を覚ました。ジェニーさんは全く聞こえないはずのリアム君が反応したことに驚き、医師のもとを訪ね「息子は耳が聞こえているのではないか」と訊ねると、「耳に問題がある人は嗅覚が敏感になることが多いので、息子さんもクリスプスの匂いに反応しただけでしょう」という返事が返ってきた。

しかし2か月後の検査で、リアム君の聴覚が復活していることが判明した。ジェニーさん曰く、リアム君は出生直後から健康面で複数の問題を抱えており、最初の数年は子育てが非常に難しく大変だったようだ。1年間は、大腸に大量のガスや大便が蓄積するヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸症)と診断され、その後は牛乳などに含まれる乳糖を分解することができない乳糖不耐症と診断を受けた。また2歳まで、通常の呼吸が困難になる細気管支炎も抱えていたという。「息子の病院のカルテはまるで100歳の高齢者のようでした」と明かすジェニーさんだが、我が子が複雑な病を抱える中、耳が聞こえるようになったことには喜びを感じたに違いない。

現在のリアム君は同年代の子より身長が低いものの、地元のサッカーチームにも入り、大好きなスポーツを日々楽しむことができるほどに成長している。リアム君の聴覚は正常に機能しているが、いまだ両耳が耳炎の治療で使われるグロメット(中耳腔換気用チューブ)で傷つけられているために、この先手術をする予定とのことだ。

なお8月には、米ペンシルベニア州で遺伝性の聴覚障がいを持って生まれた赤ちゃんが、補聴器をつけて初めて母親の声を聞き笑顔を見せるというニュースが伝えられた。

画像は『The Sun 2017年9月1日付「SALT AND VINEG-EARDeaf lad miraculously began to hear when his mum opened bag of CRISPS」(SOUTH WEST NEWS SERVICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)