[9.3 ルヴァン杯準々決勝第2戦 鹿島3-2仙台 カシマ]

 ベガルタ仙台がクラブの歴史を塗り替えた。だが、指揮官は「喜び半分ですね」と準決勝進出も苦笑いを浮かべた。

 3日、ルヴァン杯準々決勝第2戦が行われ、仙台は敵地で鹿島アントラーズと対戦。ホームでの第1戦を3-1で制した仙台は、前半6分にMF三田啓貴が鮮やかなFKを決めて先制し、後半3分にはMF西村拓真がPKを決めて、2試合合計5-1とし、このまま難なく勝ち抜けるかと思われた。

 しかし、ナビスコ杯から合わせて最多6回の優勝を誇る“常勝軍団”が怒涛の追い上げをみせる。後半13分、MF遠藤康の右CKから後半から出場のFW鈴木優磨が右足で押し込み、反撃の狼煙を上げると、20分にも途中出場のFW安部裕葵がゴールネットを揺らし、同点に追いつく。さらに38分には、MF永木亮太の左クロスを鈴木が頭で合わせ、3-2と逆転に成功した。

 それでも仙台が第1戦のアドバンテージをいかして逃げ切り、2試合合計5-4でクラブ史上初の準決勝に駒を進めた。試合後のインタビューで渡邉晋監督は、「勝って終わりたかったけど、喜び半分ですね。3-1で1戦目を勝ってアドバンテージがありましたが、『守りに入るとな、攻めに行け、我々がアウェーゴールを奪うんだ』というゲームプランと意気込みで選手を送り出しました。2-0のところまでパーフェクトでしたね」と唇を噛んだ。

 準決勝第1戦は10月4日に行われ、FC東京と川崎フロンターレの勝者とホームで対戦する。「3点目、4点目をとれるチャンスがありました。3失点は久しぶりなので本当に悔しいです。勝ったことで前向きに反省できると思うので、しっかり修正したい」と初の準決勝に向けて意気込んだ。


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