仙台が鹿島に敗戦もアドバンテージを生かしてクラブ史上初の4強《YBCルヴァンカップ》

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▽JリーグYBCルヴァンカップ2017準々決勝第2戦の鹿島アントラーズvsベガルタ仙台が3日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、3-2で鹿島が勝利した。しかし、2戦合計スコア4-5で上回った仙台がクラブ史上初となる準決勝進出を決めている。

▽水曜日に仙台ホームで行われた第1戦は3-1で仙台が勝利。逆転を期する鹿島は第1戦から5名を変更した。GKクォン・スンテ、西、鈴木、出場停止のレアンドロ、ブエノに代えて、GK曽ヶ端、三竿雄と伊東、中村、金崎を起用している。対する仙台は、増嶋と野沢に代えて椎橋と石原を起用する2点を変更した。

▽立ち上がり、積極的な入りを見せたのは、予想に反してアドバンテージのある仙台だった。タイトな守備から果敢に前にボールを運び相手の出鼻を挫くと、6分にセットプレーから先行する。ペナルティアーク付近でFKを獲得すると、キッカーの三田が直接ゴールを狙う。左足のキックで壁の上を狙ったシュートがニアサイドに見事に決まり、仙台が2戦合計スコアを1-4とする先制点を決めた。

▽ハーフタイムにかけては鹿島も反撃に転じ、一進一退の攻防となる。それでも、26分には仙台が再び決定機を演出する。ボックス左に走り込んだ西村が中野からボールを受けてクロス。ファーサイドで飛び込んだ奥埜がダイレクトで合わしたが、これは枠を捉えられない。

▽なかなかゴールに近づけない鹿島だが、前半終了間際にはビッグチャンス。左サイド深くから三竿雄が入れたクロスにゴール至近距離の中村が飛び込む。しかし、合わせたシュートは目の前のゴールのバーの上にはずれ、この絶好機を生かせない。

▽迎えた後半、最低でも3点が必要な鹿島は、小笠原を下げてアタッカーの鈴木を投入する。しかし、立ち上がりにスコアを動かしたのは、またしても仙台だった。48分、ボックス右で仕掛けた古林が三竿雄に倒されてPKを獲得。これを西村が冷静に沈めて、仙台が0-2とリードした。

▽4点が必要になった鹿島は、58分に反撃。遠藤の右CKから正面の鈴木は打ちきれないものの、ルーズになったボールをすかさずシュート。この鈴木のシュートがネットを揺らし、鹿島が1点を返す。

▽これで勢いづいた鹿島は、61分に中村に代えて安部を投入。すると、この期待の18歳がすぐさま仕事をする。ゴール正面で遠藤からの縦パスを受けた安部が冷静にゴール右にシュートを流し込み、スコアを2-2のタイとした。

▽2戦合計3-5とした鹿島だが、勝ち抜けのためにはここから3点が必要な状況。だが、そのまま攻勢に出続けると、完全にムードを変える要因となった鈴木が2点目を挙げる。左サイドから永木が入れたクロスに正面で合わせた鈴木がヘディングシュートを決めて、鹿島が3-2と逆転する。

▽勝ち抜けのために必要なのは2点となった鹿島だが、反撃もここまで、2戦合計4-5とした仙台がクラブ史上初となる準決勝進出を決めた。