V・ファーレン長崎の2017平和祈念ユニフォーム!高田社長は何を語った?

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代表ウィークの今週末、第31節が行われている明治安田生命J2リーグ。現在4位につける好調のV・ファーレン長崎は、8月に恒例の平和祈念ユニフォームを着用した(写真:V・ファーレン長崎、Hummel/エスエスケイ)。

V-Varen Nagasaki 2017 Hummel 'Pray for Peace'

一昨年、未曾有の惨事から70年を迎え、V長崎はサプライヤーであるHummelとともに平和を祈念したユニフォームを発表。

3回目となる今年の平和祈念ユニフォームは、折り鶴とタスキ、そしてナガサキの象徴にもなっている「平和祈念像」が取り入れられている。

平和の象徴である折り鶴をベースの柄に落としこみ、左肩から右裾にかけて、折り鶴によるタスキを浮かび上がらせ、原爆の悲惨さと平和の尊さを次世代につないでいく気持ちを表した。

2015年からV長崎は、チームとして平和祈念ユニフォームとサポーターが中心になって作った千羽鶴を長崎原爆資料館に寄贈している。今年のユニフォームはそうした平和を思うサッカーファン、V長崎サポーターの気持ちを折り鶴に込め、シャツ前面にカラフルな折り鶴が、未来に向けて飛び立つ様子をデザインした。

右肩にはチームカラーの青とオレンジで折り鶴をプリントし、“8面9点”で描かれた折り鶴で、原爆が落とされた日付である8月9日を象徴している。

背面には、ナガサキを訪れている人たちが、過去の事実に哀悼の意を捧げてきた平和祈念像を描くことで、「長崎を最後の被爆地に」という思いを世界に向けて発信している。

以下はジャパネットホールディングスの創業者で今年V長崎の社長に就任した高田明氏のコメント。

「私たち長崎県民にとって、8月9日は特別な日です。今回の平和祈念ユニフォームは、前面にチームカラーのブルーとオレンジで『折り鶴』、背面には過去の事実に哀悼の意を捧げ、平和を祈る『平和祈念像』がデザインされています。選手たちは平和の尊さを胸に、『長崎を最後の被爆地に』という思いを長崎から世界に向けて発信します。長崎の21市町をホームタウンとするV・ファーレン長崎への応援をよろしくお願いします」

平和祈念ユニフォームは8月5日のFC岐阜戦、同11日の湘南ベルマーレ戦というホーム2試合に加え、今年は同16日のアビスパ福岡戦において、初めてアウェイの地でも使用された。

また、着用2試合目となる湘南戦では、平和にまつわるイベントも実施。そのひとつとして、FUNKISTによるスタジアムライブが行われている。

2010年リリースの『ピースボール』がTBS系『スーパーサッカー』の主題歌にもなったFUNKIST。ボーカルの染谷西郷さんは、この10年以上にわたって、毎年8月に長崎でLIVEを行っている。

「この10年、振り返って、長崎から本当に沢山の素晴らしい物をもらったと」という染谷さんは、被爆体験を若い世代に語り継ぐ「語り部」の話を聞くなかで、「僕らが生まれた時から持っている『ありきたりな日常』が、いかに尊く、愛おしいものかを気づかせてもらいました」と語る。

スタジアムでは、V長崎サポーターソングにもなっている『V-ROAD』を熱唱。

染谷さんは、「8月9日を迎えて最初のホーム戦ということで感じるものはありました。もちろん折り鶴がプリントされたユニフォームにも長崎の『祈り』の想いを感じました。サッカーができる喜びを、サッカーの応援ができる喜びを、いつも以上に感じながら72回目の夏を過ごせたのは、すごく意味があることでした」と語った。

昨日9月2日に行われたツエーゲン金沢とのアウェイゲームを2-1で勝利したV長崎。悲願のJ1昇格に向け、多くの思いを胸に残り試合に臨む。