暑い季節に負けず、バスケットボールの「3×3」がいま、じわじわと熱気を帯びています。この「3×3(スリーバイスリー)」は、文字通り3対3の人数で行われる種目なのですが、2020年東京五輪の正式種目となることが決定したことで、一気に注目度がアップ!
バスケットボールといえば、これまでは5対5の人数が当たり前とされてきましたが、新たなバスケットボールの魅力を備えた「3×3」は、世界的な注目はもちろん、日本のバスケ界に新風を巻き起こしつつあるスポーツなのです。そこで今回はバスケファン以外からも興味を集める「3×3」の魅力をお伝えしましょう!

バスケットボールの新種目「3×3」は、ゴールさえあれば青空の下でもできるスポーツです!


「3on3」から、グローバルなスポーツ「3×3」への転機

40代以上の方であれば、「昔は〈3on3(スリーオンスリー)〉と、たしか呼ばれていたような……」と記憶している人も多いことでしょう。ハーフコートの中で3対3の人数で行うゲーム形式は、ご記憶の通り昔からあったプレースタイルでした。でも、いったいいつ頃から「3×3」と呼ばれるようになったのでしょう?
実は「3×3(スリーバイスリー)」の歴史は浅く、国際バスケットボール連盟(FIBA)が正式なルールを設け、2007年から正式競技種目として、定期的に国際大会が開催されています。
つまり、FIBAがバスケットボールをさらにグローバルなスポーツへと進化させるために仕掛けた、新たな種目でもあるのです。

「3×3」はハーフコートで行われます


ヨーロッパからアジアへ拡大する「3×3」の熱狂

世界では、ヨーロッパを中心に「3×3」の人気が高まっていきました。その“熱狂”は一気に世界に拡大し、現在では182の国と地域が「3×3」の国際大会に参加しています。お隣の国・韓国でも昨年リーグが誕生するなど、アジアにもその人気は確実に広がり、高まっています。
さらに、毎年7月からスタートする「FIBA 3x3 World Tour」は、世界No.1のチームを決めるビッグイベントなのですが、世界No.1を決める大会が毎年行われるというのも「3×3」ならでは。新たな種目のうえ、世界中でトップクラスのプレーが様々なシーンで見られる点も、バスケファンの拡大につながっているようです。


9月10日。六本木ヒルズアリーナで3x3 PREMIER.EXEのファイナル開催

バスケットボールの強豪国といえば、アメリカやヨーロッパの国々というイメージですが、「3×3」を広めようという動きにいち早く取り組んだのは日本でした。「3x3」のトップリーグ「3x3 PREMIER.EXE」はFIBAが承認。日本バスケットボール協会(JBA)公認のもとで展開されているリーグなのですが、何より「3x3 PREMIER.EXE」の魅力は、様々な場所で展開されるところにあります。
コンパクトなコートの特性を活かし、ショッピングモールや公園など街中のあらゆる場所に会場を設置することが可能ですし、例えば街中でダイナミックなプレーが見られるのも「3×3」のだいご味となっているようです。
そして注目は、きたる9月10日に六本木ヒルズアリーナで開催される、3x3 PREMIER.EXEのファイナルです! しかも、観戦は無料! ぜひ、一度その迫力を間近で感じてみてはいかがでしょうか?

「3×3」の原点はストリートから


東京五輪へ、強化が進む「3×3」の“JAPAN POWER”

トップリーグの設立など「3×3」の展開を積極的に行ってきた日本は、世界ランキングを見ても、男子が10位、女子が15位(2017年6月時点)と大健闘!
さらに男子は、2017年1月になんと3位まで上昇するほどの実力を誇ります。人数が少ない分、高さだけでなく、ドリブル、スピードなど、一人ひとりの総合的な技術が求められる「3×3」は日本人のプレースタイルに合っているのかもしれません。東京五輪で、ぜひとも日本の技術とパワーが開花・結実することに大きな期待が寄せられます。
ちなみに、「3×3」の公式ルールはとてもシンプルです。
みなさんの近くに「3×3」ができる場所があれば、ぜひプレーしてみては!
■コートの広さ……横15m、縦11m
■ボール……3x3オフィシャルボール(6号サイズx7号重量)
■得点ルール……ツーポイントラインの内側 →1点、ツーポイントラインの外側→2点、フリースロー→1点
■競技時間とゲームの勝敗……試合時間は10分の1ピリオド。競技時間が終了した時点で得点の多いチームが勝ち。
※一方のチームが21点以上得点した時点で試合は終了。そのほか、詳しいルールは公益社団法人「日本バスケットボール協会」の公式HPをご参照ください。
―― ストリートカルチャーの最先端だった「3on3」から、競技とエンターテインメントがミックスされた「3×3」への変化……。バスケットボールの新たな魅力が「3×3」によって引き出されることでしょう。