10月24日に発行される「和の食文化シリーズ 第3集〜生活に根ざした米料理〜」について、日本郵便に取材した。

テーマは「生活に根ざした米料理」

日本郵便は10月24日に「和の食文化シリーズ 第3集」を発行する。テーマは「生活に根ざした米料理」。

「太巻き」「おぼろ昆布おむすび」「梅干しおむすび」「鮭おむすび」「しらすおむすび」「いなり寿司」「赤飯おむすび」「天むす」「ごま塩おむすび」「豆ごはんおむすび」の10種がデザインされたシール式82円切手をシート単位で販売する。

提供:日本郵便「和の食文化シリーズ 第3集(2017年10月24日発行)」

2015年スタート「和の食文化シリーズ」

日本郵便はユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」について、その社会性、機能性、地域性などを題材とした特殊切手シリーズを2015年から発行している。

2015年11月24日発行の第1集のテーマは「一汁三菜」。

提供:日本郵便「和の食文化シリーズ第1集(2015年11月24日発行)」

翌2016年10月24日に発行した第2集は「年中行事」がテーマだった。

提供:日本郵便「和の食文化シリーズ 第2集(2016年10月24日発行)」

「ケ」と「ハレ」の料理を交互に採用

当シリーズは「『ケ』と『ハレ』の料理を交互に採用していこう」というコンセプトでスタートしたという。

日本人は古来より、普段通りの日常を「ケ」の日、祭礼や年中行事などを行う日を「ハレ」の日と呼び、日常と非日常を使い分けていた。

1集は「ケ」、2集は「ハレ」、そして今回の3集は「ケ」とし、日常一般的な料理の中から、日本全国の人々の心に響く食事の代表格として「おむすび」を選びました。

握り飯は「おにぎり」や「おむすび」など様々な呼び名があるが、人と人をむすぶ手紙にちなみ「おむすび」という意匠名を採用した。

星山理佳さんデザイン

同切手をデザインしたのは、東京造形大学デザインI類を卒業後、1998年に当時の郵政省に入省した切手デザイナーの星山理佳さん。

デビュー作は1999年用年賀郵便切手(くじ付き、80円)で、代表作はストーリー仕立てのデザインが話題になった「2015年用 年賀郵便はがき『ひつじのマフラー』」や、「星座シリーズ」(2011年7月7日〜、第4集迄)など。今年7月5日に発行された「海のいきものシリーズ 第1集」も星山さんのデザインだ。

提供:日本郵便「海のいきものシリーズ 第1集(2017年7月5日発行)」

そんな星山さんが「和の食文化シリーズ」のデザインでこだわったのは、「表現を一本化せず、いろいろなことにトライすること」だという。

今回は人気のシール式切手とすることで、面白い形(おむすび型)の楽しい切手にしました。

シートを竹皮のお弁当包みに見立て、ちょっぴりリッチな両面印刷としています。お弁当のように、誰かにプレゼントして欲しいと思っています。

提供:日本郵便「和の食文化シリーズ 第3集(2017年10月24日発行)」

日本の良さを再認識するきっかけに

おむすび切手は早くも注目を集めており、ネット上で「美味しそう」「可愛い〜」「グッときた!!」「絶対欲しいです!」「悔しいけど買います!!」「使うのがもったいない」「誰か送ってくれないかな?」と話題に。

同切手を紹介したツイートは1週間で2万6千超リツイート、3万7千超いいねされている。

担当者一同が喜んでいます。若い方も目を止めて、反応してくださっていることが二重の喜びです。

この切手を目にされた方の多くが、揃って「お腹がすいた」とおっしゃるのが面白いですね。

同シリーズに込める思いをこう話す。

食文化とは、食事だけでなく、日本の地域、歴史、季節、産業…と総合的なもので端的に言えば「日本」そのものであるように思います。

この切手が、日本の良さを再認識するきっかけとなり、食育に少しでも貢献できればと願います。

提供:日本郵便「和の食文化シリーズ 第3集(裏面、2017年10月24日発行)」